ステロイド 副作用。 ステロイド剤の副作用とは?外用薬と内容薬で違う?どのような病気に使われるかを知ろう!

ステロイド(プレドニン)の治療、副作用についてまとめました。

ステロイド 副作用

ステロイドとは? ステロイドとは、もともと私たちの腎臓(左右)の上にある、副腎と呼ばれる臓器で作られる 副腎皮質ホルモンの一つです。 副腎皮質ホルモンとは本来、わたしたちの体内でコレステロールから合成される、生命維持に必須のホルモンです。 この副腎皮質ホルモンは、大きく分けると下の2つに分類されます。 糖質コルチコイド:抗炎症、免疫抑制、代謝作用の働き。 鉱質コルチコイド:電解質と水分を制御する働き。 そして、これらの中の 糖質コルチコイドを人工的に合成して効果を何倍にも強めた薬が、 ステロイドです。 ステロイドは脂溶性で粒子が細かく、皮膚に急速に吸収されるので、即効性に優れた 抗炎症や免疫抑制の効果があります。 そのため、 アトピー性皮膚炎による 炎症、湿疹、かゆみの症状を緩和する 外用薬として多くの人に処方されています。 しかし、注意したいことはステロイドの使用は、アトピーによる皮膚の赤み、かゆみ、湿疹などの症状を抑えるのが目的でアトピーの原因を治療するわけではありません。 あくまで症状を緩和する 対症療法の薬です。 また、ステロイドには抗炎症の作用の他、免疫を抑制する作用があります。 免疫が過剰に働いて起こるアレルギー症状には、内服薬を使用して免疫力を抑制することによって症状を緩和させます。 しかし、アレルギーを引き起こす原因となる免疫細胞だけでなく、正常な免疫機能まで抑制してしまうので、感染症にもかかりやすくなることがあります。 例えば、ちょっと風邪を引いただけで肺炎にかかったりすることもあります。 とにかく症状が改善されたら、ステロイドの役目はそれで終わりです。 長期間にわたって使用する薬ではありません。 ステロイドの強さと効果・効能 ステロイドの外用薬(軟膏・クリーム)は、 体内への吸収度によって5段階のランクに分けられます。 顔や外陰部の吸収率は特に高いので、通常ワンランク下の薬が処方されます。 例えば陰嚢(いんのう)は前腕の40倍の吸収率があると言われています。 ランクの高さは吸収度の高さであって、ステロイドの含有量の多さは関係ありません。 ランクが低くても、ステロイドの含有量は高いことがあるので注意が必要です。 以下がステロイド外用薬の5つの強さのランクとその代表的な薬です。 子供の連続使用は1週間以内で顔・陰部を除く体幹部に処方されます。 キンダベート軟膏(グラクソ・スミスクライン) ロコイド軟膏(鳥居薬品)• 成分は吸収されにくいが、含有量は多いので注意。 オイラックスHクリーム(ノバルティスファーマ) 以上、いずれのランクも1週間~2週間以内の短期間の使用が認められます。 ランクが強い薬が必ずしも副作用が高いとは限りませんので注意が必要です! ステロイドの副作用 やはり、即効性はあるものの、ステロイドの使用で一番気になるのは副作用のことですよね。 全身や局所にあらわれる副作用には以下のようなものがあります。 感染症になりやすい• 糖尿病• 高血圧• ムーンフェイス(顔が丸みをおびる)• 骨粗鬆症(こつそしょう)• 白内障• 食欲亢進• 生理異常など・・・ 数えればきりがない程ですが、これらは 大量のステロイドを長期間にわたって内服、点滴、注射した場合に起こる 副作用だと言われています。 塗り薬などの外用薬で使用期間を守っている場合は、上記の副作用の心配はまずないと言っていいでしょう。 しかし、外用薬でも以下の副作用が起こることがあります。 ニキビ• 皮膚の萎縮(薄く切れやすくなる)• 塗った部位が赤くなる• 色素脱失• 毛細血管が拡張• 湿疹・イボ・かぶれ• 皮膚の感染症(水虫、カンジタ、かい癬など) このように、ステロイドには様々な副作用があるため、 使用法を誤ると危険な薬といえます。 しかし、使用期間の限度を守って正しく使用すれば、副作用を起こさないことも可能です。 そのためにも、本来はお医者さんが患者さんに詳細を説明すべきところですが、実際はあまり説明もされず処方されているのが現実だと思います。 まとめ ステロイドは、アトピーなどを完治させるためのものではなく症状緩和のために期間を限定して使用するものです。 そのためには、ステロイドの効果や副作用などの正しい知識を身につけることが大切です。 あまり説明もなく処方される場合もあるので、使用の際は医師にしっかりご相談ください。

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ステロイド薬の副作用|リウマチ専門医監修|関節リウマチの総合情報サイト リウマチクラス

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でも、 ステロイド外用薬の場合は適切に使用すれば、こうした副作用は起こりません。 ステロイド外用薬 塗り薬 の副作用 では、ステロイドの塗り薬の場合は、どんな副作用があるのでしょうか。 全身性の副作用 ステロイドの塗り薬の場合、通常の使用方法では薬が 全身にまわることはありません。 塗ったところ以外に影響することはほぼありえません。 局所の副作用 ステロイド外用薬では 塗ったところに副作用が起こることがあります。 局所作用 起こり得る副作用には以下のものがあります。 ・にきび(ステロイドざ瘡) ・皮膚が赤くなる(ステロイド潮紅) ・皮膚萎縮 ・多毛 ・真菌・ウイルスによる皮膚感染症 ・アレルギー性接触皮膚炎 これらの症状は、市販薬などを一時的に使用した程度ではほとんど起こりません。 アトピー性皮膚炎の方など、使用頻度が高い場合に起こることがある副作用です。 副作用が出たとしても、それは 一時的なもので、 大抵は使用を中止すると治ります。 皮膚が黒くなるのは副作用ではない ステロイド外用薬を使ってから皮膚が黒くなることがあります。 でも、皮膚が黒くなるのは ステロイドによる副作用ではありません。 皮膚炎が落ち着いてきたときに起こる色素沈着です。 炎症が治る過程での症状ということです。 まとめ ・ステロイドの副作用は、内服薬と外用薬で異なります。 ・ステロイド外用薬の場合は、ごくまれに塗ったところが赤くなったり、にきびが出来たりしますが、大抵は中止すると治ります。 ・皮膚が黒くなるのはステロイドの副作用ではなく、皮膚炎が治る過程の症状です。 参考資料:ステロイド外用薬の使い方:コツと落とし穴 アレルギー Vol. 58 2009 No. 5 491-497.

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ステロイドの塗り薬(外用薬)の種類・効果・副作用 [皮膚・爪・髪の病気] All About

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効果の高い「ステロイド」の塗り薬。 過剰に副作用を心配するのではなく、上手に活用することが大切です(画像はイメージ) 「ステロイド」と聞くと副作用を思い浮かべて不安になる方が多いようですが、ステロイドは上手に使うと炎症を抑える力の強い、効果の優れた薬です。 皮膚科で湿疹、かぶれ、虫刺されに処方するのはステロイドの塗り薬ですが、皆さんがイメージされる怖い副作用が起こりうるのは、いずれもステロイドの飲み薬を長期間飲み続けた場合のものであり、塗り薬の場合に心配する必要はありません。 塗り薬を皮膚表面に塗っても体に吸収されるのはごく微量であり、全身の副作用が起こることはまず考えにくいからです。 ステロイドの塗り薬を長期間使うことで起きる副作用で代表的なのは• 皮膚が薄くなる• 皮膚表面の血管が開いて赤みが出てくる という2つでしょう。 いずれも、3ヶ月以上という長期間、顔などの特に皮膚が薄い部分に毎日塗ると出やすい副作用です。 ただし、これだけの長期間ステロイドを毎日塗り続ける必要が出てくることは稀です。 1~2週間、集中的に毎日ステロイドを塗り、一度治った後は塗るのをやめ、症状が再び出たときだけステロイドを塗る、といった使い方では、通常副作用は出現しません。 そのため、普通の使い方ではステロイドの塗り薬で副作用は心配しなくて大丈夫です。 ステロイド塗り薬で色素沈着? 「跡が残る」は誤認 「ステロイドを使うと跡が残りませんか?」と質問を受けることも多いですが、これも稀です。 湿疹や虫刺されの後に茶色の色が残ることがあるのは、赤く炎症を起こした後にメラニンが残る「炎症後色素沈着」という状態であり、ステロイドの副作用が原因ではありません。 ステロイド飲み薬(内服薬)の効果と副作用 また、皮膚科では重症のじんましんや虫さされ、薬による発疹(薬疹)に対して、短期間ステロイドの飲み薬を使うことがあります。 しかしこの場合も数日~3週間程度の短期であれば胃に多少負担がかかる程度で、大きな副作用を心配する必要はありません。 皮膚科の領域であれば膠原病、水疱症といった自分に対する特殊な免疫ができてしまい皮膚が傷害される「自己免疫性疾患」の場合には、ステロイドを半年以上といった長期間内服することがありますが、これらは特殊なケースになります。 ステロイドの塗り薬の種類…実質4段階の強度で分類 上からステロイドの効果が強い順に、デルモベート、アンテベート、リンデロン、ロコイドの軟膏。 通常は10gか5gのチューブで処方される ステロイドは• 炎症を抑える強さ• 溶かしてある素材の種類(基材と呼びます) の2つで分類されます。 日本の分類では強度は5段階に分けられていますが、一番弱いランクの薬はほとんど使われていないので、実質4段階です。 自分の処方された薬がどれにあたるのかわかりやすいように、以下に代表的な商品名を記載しましょう。 非常に強い:デルモベート、ジフラール、ダイアコート• 強い:アンテベート、マイザー、フルメタ、パンデル、トプシム、ネリゾナ• 中くらい:リンデロン、ボアラ、メサデルム• 弱い:リドメックス、アルメタ、キンダベート、ロコイド 大人の場合、体の湿疹には通常は上から2番目のランクのアンテベート、フルメタ、マイザーなどを使うことが多いですが、幼児の場合はリンデロンなど1ランク下の強さの薬、2歳以下の赤ちゃんの場合はアルメタ、ロコイドなどさらに弱めの薬を使うことが多いです。 症状により薬の強度を変えるので、大人で症状が強い場合には一番強いデルモベートを使ったり、症状が弱ければランクを落としたりと、実際の症状を見ながら判断します。 処方される形としては、上記写真のようにチューブに入っているものの他、塗りやすいようにワセリンやヒルドイドなどの保湿剤と混ぜて、「軟膏壺」とよばれる小型のジャーのようなものに入れて処方されることもあります(薬の形態については、以下で詳しく解説します)。 ステロイドのジェネリック薬の一例 デルトピカはデルモベートの、モメタゾンはフルメタの、スピラゾンはリドメックスの、それぞれジェネリック医薬品にあたります。 政府の主導により、最近は飲み薬同様に塗り薬でもジェネリックの処方が増えています。 効果は先発品よりもわずかに強くなったり弱くなったりすることがあると報告されていますが、通常の使い方では差はほとんどないと考えてよいでしょう。 ステロイドの形態は軟膏・クリーム・ローションの3種類 ステロイドの塗り薬は、それぞれの名前の塗り薬に対して、通常は• クリーム• ローション の3種類の形態(基材)が用意されています。 日本の分類では軟膏とクリームの強さを分けていませんが、アメリカの分類では7段階であり、同じ名前と成分でも、軟膏はクリームやローションよりも1ランク上に分類されます。 軟膏は保湿作用が強いので、がさがさやごわごわが強い時に特に強い効果を発揮します。 ベトベトするので、頭、わきといった毛が生える部分には使いづらいかもしれません。 手や腕など外に露出する部位にも塗りやすいでしょう。 この程度なら、中くらい~強めのステロイドの塗り薬を一週間程度、1日2回塗ることで症状を抑えることができる。 1~2週間程度であれば毎日塗っても副作用は出現しない ステロイドの塗り薬を一番よく使う病気は、赤くなったりガサガサして痒みが出たりする「湿疹」です。 湿疹が体の広い範囲にあり、長期間続いている「アトピー性皮膚炎」に対しても、標準治療としてステロイドが使用されます。 その他にも、かぶれ、虫さされなど多くの痒みや赤い炎症を伴う皮膚の病気でステロイドの塗り薬が使われます。 これらの病気にはステロイドの塗り薬が非常に有効ですので、怖がらずにしっかりとした強さのものを十分な治療期間使うことが大切です。 湿疹等の再発予防にも決められた期間の使用が大切 また、一番強いステロイドのデルモベートであっても、大人の体で2~3週間使い続ける分には副作用は出現しません。 少し良くなったからと塗るのを止めてしまうと、すぐに再発してしまうケースが多いですので、恐がらずに十分な期間使って下さい。 一度完全に正常な、つるつるの皮膚の状態にまで戻してあげれば、状態がすぐに悪くなることを防げます。 乳児湿疹へのステロイド使用の安全性・使い分けと注意点 乳児湿疹の症例画像。 赤みが広がる前に弱めのステロイドの塗り薬で治療するのが望ましい 子どもの場合、大人と比較して皮膚が薄いため、ステロイドの吸収もよく、弱めの薬で十分な効果が出ます。 生後3~4ヶ月でよくみられる乳児湿疹は自然に治ることもありますが、症状が強いときにはアルメタ、ロコイド、キンダベートと行った弱めのステロイドを塗ることで症状を早めに抑えることができます。 湿疹の赤みが広がる前に治療した方が拡大を防げますし、患部が広がると結局自然には治まらず、より強度の強いステロイドを量的にも多く使うことになってしまいかねません。 副作用を怖がるよりも大事なことは、初期の段階で湿疹症状を抑えることです。 赤ちゃんの時期の湿疹を適切に治療して良い皮膚の状態を保つことで、将来湿疹が持続したりアトピー性皮膚炎に進行するリスクを減らすことができると推測されています。 ステロイドの副作用を怖がるよりも、将来の湿疹やアトピー性皮膚炎のリスクを減らすことははるかに重要なことです。 ステロイドを顔に塗る場合は? 子どもや乳児の使用も 顔は皮膚が薄く、ステロイドの吸収がよい部位です。 そのため、弱くても効きやすく、弱めのランクのステロイドを使います。 具体的に言うと、リドメックス、アルメタ、ロコイドといった弱いランクに属する塗り薬を用います。 子どもや乳児の顔でも、このランクの薬であれば短期間使う分には安心して使えます。 乳児ではさらにワセリンと混ぜて濃度を下げて使うこともあります。 ステロイドの塗り薬は妊娠中・授乳中も安全に使用可能 冒頭でも触れましたが、ステロイドの塗り薬の体への吸収は微量なので、妊娠中、授乳中も、どのランクのものでも問題なく使用できます。 ステロイドの塗り薬で効果的に治療できる湿疹などが出てしまった場合は、副作用ばかりを心配して悪化させることがないよう、積極的に使って治すことが大事です。

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