いただく 漢字。 「いただく」と「頂く」の正しい使い分け方と違い

「させて頂く」とは失礼!そのワケと改善案を解説|OTONA SALONE[オトナサローネ]

いただく 漢字

「していただく」という表現は、特定の敬意を払うべき方に何らかの行動をとってもらうこと(つまり、その方が何らかの行動を「してくれる」ようにすること)を意味します。 その「特定の敬意を払うべき方」とは、会社の上司や役員(社長を含む)の場合もあれば、取引先の企業の関係者、さらにお客様の場合もあります。 発言する人が「していただく」を使う場合は、その対象となる人がその場にいてもいなくても、その方に対して敬意を示していることとなります。 例えば、会社に取引先の方に来ていただくのであれば「お越しいただく」という表現になり、目上の方に何か食べてもらうのであれば「召し上がっていただく」という表現が使われます。 「了承していただく」とはとどのつまり、どういうこと? 「していただく」がよく使われる例として、「了承していただく」という表現があります。 実際のビジネスの現場では、多くの場合、「了承していただきますよう」や「了承していただけますか」といった表現で使われます。 「了承」とは、辞典に書かれているうえでは「事情を汲んで納得すること、承知すること」を意味します。 つまり、何らかのよくない事情があった場合やそれが予想される場合、受け手側に対して「不快に思われることもありますけれど、どうかご理解ください」というニュアンスで使われる場合が多いです。 このため、「了承していただく」がよく使われる状況としては、何らかのトラブルがあった場合に対応する際などが挙げられます。 「していただく」を漢字で書くと、「して頂く」という表記になることを見てきました。 実は、「いただく」の部分はひらがなで書く場合と漢字で書く場合とでは使い方が若干異なってきます。 まず、ひらがなで書く場合は、補助動詞として動詞の後につけて使います。 「召しあがっていただく」や「閲覧していただく」というような使い方を例に挙げることができます。 「していただく」をメールや文書の中で書く人の中には、「召し上がって頂く」や「閲覧して頂く」という表記を使う人が少なくありませんが、本来は「頂く」ではなく「いただく」と書くのが正式な使い方です。 一方の、「頂く」の方は「もらう」の謙譲語として使われるため、名詞にそのままつけて使います。 「お食事を頂く」や「おみやげを頂く」というような使い方がそのよい例です。 それでは、ここまで見てきた「していただく」と「してくださる」はどのように違うのかについても見ていきましょう。 特に「していただく」が謙譲語で、「してくださる」が尊敬語であるという違い以外の点を見ていきます。 両者の主な違いとしては、使われる状況にあるといえます。 まず、「していただく」の場合は、敬意を表すべき相手に何かをやってもらう際にお願いをするときに使われることが多いです。 よくお願いの際に、「していただきたいのですが」や「していただけけますか」といった表現が使われます。 相手に何かを依頼する場合、はっきりと「してください」というよりも、ある程度オブラートに包んでお願いする言い回しが日本語ではよく使われるため、間接的な「していただく」を使う頻度が増すといえます。 「してくださる」は主に相手が何らかの行動を主体的にした場合の感謝や敬意を示す際に使われます。 「してくださり感謝しますや「してくださって助かります」といった言い回しで使われることが多いです。 動作の主体が自分か、相手か 「していただく」も「してくださる」もこのように状況によって使い分けするという点で違いがありますが、もしその使い分けをするべき状況でどちらを使えばよいかに困ったら、どのようにすればよいのでしょうか? そのような場合は、どちらを使ってもかまいません。 というのは、「していただく」も「してくださる」も基本的にはそれほど違いはなく、先ほど見てきたのもあくまでも「こういう状況で使われる傾向にある」というだけのことであるため、厳密にこの状況ではどちらかを使わなければいけない、というわけではないからです。 このため、「していただく」のかわりに「してくださる」を使っても、またその逆でも十分に相手に意味は通じるので心配をする必要はありません。

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公用文の書き方 5 “動詞は漢字で,補助動詞は平仮名で書く”と覚えるべし :弁護士 菊池捷男 [マイベストプロ岡山]

いただく 漢字

web国語辞典のgoo辞書では、いただくは「頂く・戴く」と両方記載され、「頭にのせる」「かぶる」の意味と、「敬意を表して高くささげる」「頭上におしいただく」の意味があり、他に「敬って自分の上の者として迎える」「あがめ仕える」の意味を持っていると記載されています。 先ほどの意味以外にも「もらう」「食う」「飲む」の謙譲語であると記載されています。 また、補助動詞として使う場合には、話し手または動作の受け手にとって恩恵となる行為を他者から受ける意を表すとして用いられます。 1 頭にのせる。 かぶる。 また、頭上にあるようにする。 頭上におしいただく。 それぞれに意味がありますので注意が必要です。 たとえば「お茶を頂く」、「食事を頂く」他、動詞としての役割や、「食べる、飲む」の謙譲語として使われる場合は漢字の「頂く」を使います。 片や「ご覧いただく」、「お越しいただく」他、補助動詞の役割や、「〇〇してもらう」の尊敬語として使われる場合は、ひら仮名の「いただく」を使います。 たとえば、「お教えいただけますでしょうか」の場合は補助動詞の役割をしているので、「お教えいただけますでしょうか」としてひらがな表記が正しい使い方です。 補助動詞ではひらがなで 漢字で「頂く」と書き表すのは、「食べる・飲む」の謙譲語と、「もらう」の謙譲語として使用する場合で、ひらがなの「いただく」の場合は、「ご覧いただく」「お越しいただく」など補助動詞としての役割のときに使用します。 この、補助動詞の「いただく」は文部科学省の決まりがあり、ひらがなで表記することとなっています。 動詞に付属して「いただく」とつける場合はひらがなで表記するのが正しい標記です。 多くの場合、「ご覧頂く」、「お越し頂く」と漢字で表記されますが、本来正しくは「ご覧いただく」、「お越しいただく」と表記するのが適切な表記です。 くださる 基本的に、「いただく」の意味は、「(自分が)もらう」ことを言っていて、「もらう」の謙譲語になっています。 そして、「くださる」の意味は「(相手が)与える」ことを言っていて、「くれる」の尊敬語になっています。 そもそもの意味が違いますので、使い分けをするべきです。 自分が主語び場合は「いただく」を使いますが、相手が主語の場合は「くださる」を使うのが正しい使い方です。 しかし実際の現場では混同しやすく、自分を主語にしても相手を主語にしても、文章として使えてしまうことがあるためです。 たとえば、「社長から給料をいただいた」と「社長が給料をくださった」では、同じ意味で「給料をもらった」ことを言っていますが、誰を主語にするかで、使い方が変わります。 「自分が社長からもらう」となると「いただく」を使って、「社長がくれる」となると「くださる」を使います。 ビジネスでは 簡単に言えば、「くださる」はビジネスシーンでは使わない方が無難で、「いただく」を使った表現にすべて言い換えることをおすすめします。 「くださる」は「相手がくれた」ということです。 したがって、自分が欲しくはないが相手が勝手にくれた意味合いを含みます。 反対に「いただく」は「自分がもらった」という意味なので、相手からの申し出を自分が受けたという意味合いを含みます。 感謝する気持ちが表れているのは後者の方なので、日本の商習慣では相手を立てる方が良いのでこちらを使うことをおすすめします。 戴く 「頂く」と書くよりも「戴く」は漢字が難しくなります。 「戴く」は常用漢字には入っていないくらいなので普通の生活ではあまり見られません。 そして、「戴く」には「頂く」とは異なる意味合いを持っていて、「ありがたく受ける」の意味を持ち、「もらう」の謙譲語になっています。 漢字からの意味合い もらう場合にも「戴く」は目に見える物品を貰う時に使うのが正しい使い方です。 「戴」という漢字は「頭の上にのせる」、「うやうやしく上にささげて持つ」意味を持っていて、これは即位する際に王冠を頭にのせる「戴冠」他に使われます。 一方「頂」という漢字は、「物の一番高いところ」という意味を持っていて、「山頂」、「頂点」他に使われます。 「頂く」よりも「戴く」の方が、よりうやうやしい意味合いを持っています。 このような使い分けは大事ですが、「戴く」は常用外漢字ですから、個人的なメールやお礼状などでの使用にとどめた方がおすすめで、ビジネス文書や公文書では常用漢字である「頂く」を使うべきで、「戴く」は使われません。 「頂く」の敬語での使い方 「頂く」は「受け取る」、「もらう」の敬語であって謙譲語の分類になります。 「受け取る」と「もらう」という言葉の謙譲ですが、「頂く」以外にも「頂戴する」という言い方もあります。 さらに、もっと丁寧になると「賜る」、「拝受する」という言い方もできます。 敬語は行動の主体が誰かにより使い方が変わる言葉です。 尊敬語の主体は相手になります。 相手の行動や相手の物を敬った言い方の敬語表現が尊敬語となります。 基本的に「頂く」に対しては、「くださる」という使い方です。 敬語の中で謙譲語の主体は自分になります。 「自分を相手よりも下位にして、へりくだった言い方」をする時の敬語表現が謙譲語になります。 基本的に「頂く」に対しては「させていただく」という使い方です。 敬語のうち丁寧語は話し相手に対して、丁寧で綺麗な表現をする敬語になります。 行動の主体はどちらでもなく、基本的に「です」や「ます」で終わる口調になります。 尊敬語 「して頂く」は謙譲語として使われるのですが、「して頂く」の尊敬語にあたる表現については、「してくださる」という言葉になります。 目上の方が何らかの行動を、自ら進んでやってくれるときに使われる言い方です。 使い方としては、「御社が弊社の新規事業に参加してくださることに感謝いたします」と使いますが、この場合も相手の会社が新規事業に自ら進んで参加してくれることに感謝する意味合いになります。 丁寧語 「いただく」は「食べる」の謙譲語ですが、自分の食事について「いただく」という言葉を使いだし、食べることの丁寧な言い方であるという意識が強くなっています。 同じことが「食う」の謙譲語の「たまわる」が丁寧な表現となっていった例にあります。 この例は、謙譲語が丁寧語化しています。 謙譲語 謙譲語は、自分や自分の側にあるものをへりくだって言う言葉で、相対的に自分より相手側に敬意を示す言葉です。 謙譲語の特徴として、相手に対してへりくだるので相手がいなくては使えません。 「いただく」は、動詞でも補助動詞でも、自分がもらう行為の謙譲語ですので、もらうのは自分の行為をへりくだっている使い方です。 使い方としては、「お手伝いいただき、ありがとうございます」として使います。 相手の行為をうやまう場合は「くれる」の尊敬語として「くださる」を使います。 使い方としては、「お手伝いしてくださり、ありがとうございます」として使います。 「頂く」の類語 「頂く」の例文をいくつか紹介します。 「頂く」は常用漢字なので、常用漢字を用いる必要のある教科書や公文書などで使われることが多くなっています。 ビジネスシーンにおける文書でも、常用漢字である「頂く」が使われ、常用漢字ではない「戴く」はあまり使われません。 「頂く」の例文としては、「先輩からお志を頂いた」として使われます。 頂く所存ですの例文 この場合は「頂く」も「所存です」も両方とも敬語で、謙譲語になっていますし基本的に目上の方に対して使います。 また、所存の意味は「つもりです」とか「考えです」であって、丁寧語の「です」を語尾に付けて敬語にしています。 例文としては「このような過ちを二度と繰り返さないよう気持ちを改めて業務に当たらせて頂く所存です」があります。 頂くべくの例文 助動詞「べし」の連用形が「べく」ですが、「べし」は「~しよう」他の用法(推量や意思表示)があります。 文語ですが今でも「べく」は副詞的に行動を強調する意味合いがあり、古い感じでの文脈で使われています。 しかし、「頂く」は謙譲語として使われますので、目上に対して行動の強調をする「べく」を付けるのは押し付ける形になり適切な表現とは言えません。 例文としては、「目標を達成させて頂くべく、一生懸命取り組む」があります。 「くださる」の例文 相手にお礼を言う場合、「くださる」と「いただく」の両方の使い方をすることがあります。 「くださる」と「いただく」の言葉の意味からは、「くださる」と「いただく」は、「くれる」と「もらう」の敬語にあたります。 さらに「くださる」は「くれる」の尊敬語であって、「いただく」は「もらう」の謙譲語です。 相手が「くださる」のは、自分からすると自分が「いただく」のであって立ち位置が違うだけで、内容としては同じことになります。 「くださる」は相手が暮れる尊敬語ですので、例文とすると「とても素晴らしいお手紙をくださり、身に余る光栄です」として使います。 そして、観点は渡す相手方になります。 「戴く」の例文 戴くには、ありがたく受けるとした意味合いがありますが、常用漢字ではありませんから、公文書やビジネス文書で使うのには向きません。 口頭で使う他の例文があり、「社長賞を戴き、とても光栄に存じます」のように使われます。 ほかにも「著名な方から著書にサインを戴きました」と使われます。 両方とも相手に対してありがたさを示す使い方でしょうす。 ひらがなでの「いただく」の例文 ひらがなでの「いただく」は補助動詞のときに使われますので、「理事会に出席いただきまして、誠にありがとうございます」として使われます。 ほかにも、「お褒めの言葉をいただき、とてもうれしく感激しました」と使われます。 「頂く」の使い方 「頂く」の意味合いや言い回しによって使い方が変わってきます。 「食物を取る」意味合いでの使用では、例文として「朝食にバナナを頂いた=食べた」が挙げられるでしょう。 そして、「取得する」意味合いでの使用では、例文として「ヒットラーがフランスを電撃で占領した」と「頂いた」意味合いを持ちます。 「指定された処置を受ける」意味合いでの使用では、例文として「表現も素晴らしく彼の監督した映画は、世間から好評を博した=好評を頂いた」と好評を「頂いた」意味合いを持ちます。 「液体を中に入れる」意味合いでの使用では、例文として「暑い夏は外で活動する人は、毎日数リットルの水を飲まなくてはいけない=頂かなくてはいけない」と水分を「頂く」として使います。 ほかにも例文として「子供は甘いジュースを飲むのが好きです=頂くのが好きです」と「頂く」意味で使います。 熟語としての「頂く」 「頂く」に相当する熟語としては、敬語的な表現では受け取ることをへりくだって表現する「拝受」が挙げられるでしょう。 他に「受領」もありますが、こちらは「物や金を受け取ること」なので、一方的に受け取るのではなくこちらから依頼後にしてもらう意味合いではなく、「頂く」意味合いがあります。 聞きなれませんが、いただきものを「頂く」場合の表記ならば「頂戴」という表現があります。 漢字では「頂戴物」(ちょうだいもの)という言葉もあり、頂戴した物=いただきものという意味です。 頂くや戴くの使い方ができるようになろう いただくは「頂く・戴く」と国語辞典で併記されているように、ほぼ同じ意味です。 しかし、「戴く」の方がやや恭しい意味合いを持っています。 両者の大きな違いは「頂く」が常用漢字であるのに対して、「戴く」は常用漢字に入っていません。 そのため、公用文やビジネス文で使うときは、「頂く」の方が適しています。 「戴く」の方は「ありがたく受ける」の意味を持ち口語体でより敬語的に使いましょう。 なお、ひらがなで「いただく」と書く場合は、漢字での「頂く」と使い分けが必要で、「頂く」の場合は動詞として使われます。 例として「お茶を頂く」として動詞のときは漢字表記です。 ひらがなの「いただく」の場合は補助動詞として使われ、「お越しいただく」の例のときにはひらがなの「いただく」が正しい標記になります。 ドライバーの仕事情報を探す 現在転職先にトラックドライバーを考えている方は豊富なドライバー求人を案件を持つドライバーワークスへ!.

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敬語「させていただく」の意味、使い方、英語!漢字「させて頂く」は誤用

いただく 漢字

では、漢字の「頂く」と「戴く」には、どのような意味の違いがあるのでしょうか。 「戴く」という言葉には、「頭にのせる」「上の者として敬い仕える」という意味があります。 このことから、「戴く」を使う時は、非常に高価なものをいただいた時や、名誉な賞などをいただいた時に使われています。 何かを「いただく」という意味の言葉に「頂戴する」という言葉がありますが、この言葉にはいただくという意味の「頂」と「戴」の両方の漢字が使われています。 「食事をいただく」の場合は、「頂く」を使いますが、「国民栄誉賞をいただきました」の場合は「戴く」を使います。 この2つを重ねて使うことで、目上の方などから何かをもらった時などに、「頂戴いたします」などのような言い方をします。 しかし、「戴く」という漢字は、常用漢字ではないため、あまり使われる事がありません。 ひらがな表記の「いただく」は、補助動詞として使う場合です。 たとえば、お越しいただきまして、ありがとうございます」といった使い方をする場合です。 「頂く」を使う場合は、「食べる」「飲む」「もらう」という言葉を謙譲語にした時に使います。 「食事を頂く」「お祝いを頂く」と言った場合に使います。 「ください」と「下さい」も使い分けがあります。 ひらがなで「ください」と表記する時は、英語で言うと「please」にあたります。 何かをお願いするような時は、ひらがなの「ください」を使います。 漢字で「下さい」を使うときは、英語で言うと「give」にあたります。 つまり、何かを「もらう」時は、漢字の「下さい」を使います。 ビジネスでは、「いただく」のひらがなを使う場面、「頂く」の漢字を使う場面、「ください」のひらがなを使う場面、「下さい」の漢字を使う場面が良くあります。 ご紹介のルールに基づき、「ひらがな」と「漢字」を使い分けるのですが、メールなどの文章では、本来であればひらがなの「ください」の時に「下さい」と漢字を使う人も多くいます。 これは、前の項目でご紹介しました公文書の漢字使用の決まりに基づき、決まっているルールのため、知らずに使っている人が多いということです。 しかし、この漢字使用の決まりは、公文書に限る決まりのため、ビジネス文章であれば問題はないのですが、このルールがビジネスマナーになっていることもあるので、正しく使い分ける方が良いでしょう。 「いただく」と「頂く」のように、漢字表記とひらがな表記で意味の違う言葉があります。 これは、公文書を書く場合に漢字の使い方が決められているため、これに則り使い分けがされているからです。 ビジネス文書を作成する場合は、公文書のルールに必ず従わなければならないという決まりはありませんが、公文書にルールがあるため、ビジネスマナーとして同じように使い分けられていることがあります。 使い分けを知らずに、本来はひらがなで表記することが正しい言葉も、漢字が使われていることがあります。 ビジネスで使う場合は、相手にとても失礼になってしまうということはありませんが、マナーとして覚えておくと正しい使い分けができるでしょう。

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