仕事 うまくいかない。 仕事がうまくいかない

仕事がうまくいかない人によくある10個の特徴【対処法も紹介します】

仕事 うまくいかない

そんなもやもやとした思いを抱えている人は、「言語化する力」の弱さゆえに、日々苦戦しているのかもしれません。 相手にわかってもらう、また、自分の考えを整理するための方法を『言語化力 言葉にできれば人生は変わる』より抜粋してご紹介します。 「因数分解」されていない言葉は相手の反応も薄くなる 一生懸命、内容のある話をしているのに、言葉が相手の印象に残らないとか、いまいち、相手の行動を引き出せないという人がいる。 誰かに伝えても反応が薄かったり、言葉が「ふわっと」しているなんて言われたこともあるかもしれない。 例えば、「仕事がうまくいかない」という言葉を使う人がいる。 何がつらいのか、何がうまくいっていないのかわからないので、当人が大変そうでも周囲は手助けもできない。 大抵「頑張って」と言われて終わる。 また、「頑張ります」という言葉を使う人もいる。 たくさんいる。 安易に使ってしまいがちだが、何を頑張るのかわからなければ、下手をすれば考えなしの人に見えてしまう。 映画や本の感想を求められたときの「よかったです」という感想だって、何がよかったのかわからなければ、相手にその気持ちは届かないかもしれない。 せっかく何かに感動して、SNSのコメントなどで気持ちを伝えようとしても、大勢のうちの1人になってしまい、相手に印象を残せない。 いずれもシンプルで思わず自然に口をついてしまいそうな言葉たちだ。 だからこそ実感もこもるし、本人からしたら心の底からの言葉だろう。 だが、シンプルでリアルな言葉だからこそ、ありがちで伝わらないということもある。 どうやって強く、伝わる言葉にすればいいのか。 こういうときに、うまく言語化できる人は、頭の中で「言葉の因数分解」をしている。 例えば「仕事がうまくいかない」を分解していく。 言葉の一つひとつを細かく割って、具体的にしていくことで「仕事がうまくいかない」という状況の正体を言葉で明らかにしていく。 「会社の人間関係にストレスを感じている」のか「現場の作業が過酷すぎる」のか「アイデアが出ない」のか「上司が嫌い」なのか「やる気が出ない」のか……。 「仕事がうまくいかない」が含んでいる内容を徹底的に細かく具体化していく。 もう少し丁寧に順番を追っていこう。 仕事という言葉の中にあるのは次の要素だ。 着替え・出勤の移動・出社・同僚との人間関係・あいさつなど・実際の仕事となっている各種のプロジェクト・後輩社員の教育・書類の内容チェック・アイデア出し・打ち合わせ・上長への報告・給与の振込み・人事の評価……などなど、全部はとてもあげられないし、個人個人の仕事や人生のタイミングによっても異なるが、一概に「仕事」といってもその言葉の中には無数の要素が含まれている。 同じことが「うまくいかない」という言葉にも言える。 モチベーションが湧かない・失敗が続いている・評価されていない・嫌われている・組織風土が合わない・事業に興味を持てない・努力の方向が見えない・仕事が難しすぎる……などなど、これはこれでやはり無数の要素があるのだ。 具体的に掘り下げていく方法 この「仕事がうまくいかない」という悩みを因数分解する流れをシミュレーションしてみよう。 これも慣れれば当然1人で脳内で秒速でできるようになる。 だが、最初は誰か、質問をしてくれる人にお願いし、実際に何度か質問を繰り返しながら具体的にしていくのがいいだろう。 質問するごとに、言葉の具体性のレイヤーを上げていくイメージが持てるとわかりやすい。 またそれによって顧客に教養のなさがバレるのが恥ずかしい気持ちになる。 ここまで掘り下げてみる。 そうすると、「仕事がうまくいかない」という悩みが単なる悩みではなくなる。 この状況を言葉の因数分解によって正確に表現すると、「仕事でクライアントの経営層と会話するときに、教養がないことがバレるのが恥ずかしくて、思ったように会話ができない。 この状況に自信を失い、ストレスを感じている」ということがようやく明確になるわけだ。 ちなみに、「うまくいかない」の内容が1つだけではないこともある。 課題が複数あった場合でも因数分解の過程は同じだ。 何度でも繰り返せばいい。 こうやって段取りにしたがって思考を言語化していく作業は、実際にトライしてみるとそんなに難しいことでもない。 時間はかかるかもしれないが、言葉という補助線を使って、自分の意識という暗い谷底に降りて、問題という鉱石を見つけるような作業のイメージだ。 こうやって思考を言語化する作業を試みてみると改めてわかることがある。 人間は意外に自分のことをわかっていないのだ。 何より、人間にとって、思考というなかなかに面倒くさい作業を避けて楽をしようとする。 思考の過程で、「仕事がうまくいかない」とか「よかったです」みたいな大雑把で便利な言葉を見つけてしまうと、そこで思考を止めてしまう。 間違っていないからだ。 だが、正確ではない。 思考は正確な言葉で表現しないと、本当はもっと深い思考にたどり着く可能性があっても、途中でその行き先を見失ってしまうのだ。 「考える」しかないというのに。 「悩む」ことに意味はない 言葉を因数分解することで思考を明確にする。 これがいちばん効くのは人生の進路や次の行動に漠然と「悩んでいる」ときだ。 これも、思考を因数分解して言葉にすることで、問題の本質や自分が進むべき進路が見えてくる。 漠然と「悩んでいる」人も多いが、言葉を選ばずに言うと、それがいちばん無駄な行動だ。 「悩む」のは、なんとなくわからないままグズグズするということ。 前に進むことも、逃げることもしないで、思考が同じ場所にとどまり続ける。 水や空気と同じで、思考も変化しないで同じ場所にとどまっていると、どうしてもよどんでしまうものだ。 そこを因数分解しないといけない。 「悩む」という言葉を封印して、思考を因数分解し、言語化していかないと、行動に移せない。 僕はもともと大手企業の会社員から独立し、自分の会社を作ったというキャリアのため、広告・メディア業界の知人から、「会社を辞めようか悩んでいるんです」という相談を受けることが多い。 これには今のところ100%断言できる法則があるのだが、「会社を辞めようか悩んでます」と言って相談にくる人が会社を辞めることはない。 悩んでいるということはモヤモヤと漠然とした思考が言語化できていないということなのだ。 思考が明確になっていないのに新しい行動をとれるわけがない。 せっかく入った大手の広告会社やメディア企業を辞めるにはそれなりの思考に基づいた断固たる決意と、未来に向かう具体的な計画が必要だ。 一方で、実際に会社を辞める人は「会社を辞めるので、いろいろ教えてください」というスタンスでくる。 彼らは悩んではいない。 「会社を辞める・会社を辞めない」という自分の人生における、2つの選択肢をすでに比較して思考し、自分なりの仮説として「会社を辞める」ほうが人生にプラスになることが多いという結論を出したうえで、相談に来ているからだ。 思い返せば僕自身、博報堂を辞めて独立する際に、誰かに独立するかどうかを相談したことはなかった。 自分なりに思考を積み重ね、会社組織にいないとできないことと、会社組織を出てはじめてできることを、それぞれ比較して、独立しようという意志を固めてから報告しようと思っていた。 会社を辞めることはもちろん、人生における転機においては、不安や焦りもあって、つい思考が浅くなり漠然と「悩む」行為にとどまってしまうことも多い。 精神が不安定だと呼吸も思考も浅くなる。 しかし、緊急事態ほど深く呼吸し、深く思考したほうがいいのも事実だ。 かつて博報堂の先輩に言われた言葉を覚えておいてほしい。 「この世にはどうにもならないことはない。 たまにどうしたらいいかわからなくなるだけだ」ってね。 落ち着いて考えれば大丈夫だよ。

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仕事がうまくいかないときの原因・克服方法・心理|辞めたい

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仕事がつまらない・やる気がない• 人間関係が築けていない• タスク管理ができていない• 完璧主義• 他人と自分を比較してしまう• 失敗から学習していない 仕事がうまくいかない人の特徴として上記のようなことがあげられます。 先ほどの外的要因を変えるのは難しくとも、内的要因を変えて仕事を軌道に乗せていくのは比較的簡単です。 【関連記事】 とにもかくにも、 自ら進んで対策を講じていかなければ現状を打開できませんよね。 以降では具体的な6つの対処法を紹介します。 1.大声で悪態をついてみる 仕事がうまくいかないと誰しもイライラしてしまうもの。 多くの人はそのようなときに心の痛みに蓋をしてなんとか気持ちを切り替えていこうと考えます。 実は、 イライラからくる心の痛みを簡単に吹き飛ばす良い方法があります。 それは「 大声で悪態をつく」ことです。 格闘技選手が試合中に痛みを感じにくくなっているのは「試合前や試合中に大声で叫んだり悪態をついたりしているから」という側面もあるのです。 肉体的な痛みは、仕事がうまくいかないときの心の痛みとは違いますが、やってみると意外と心の状態に変化が現れます。 心が好転すると、必ず仕事がうまくいくようになります。 2.思い切って寝る 体の調子が良くないと何をしてもパフォーマンスが低下してしまいます。 当然仕事もうまくいきません。 日本人は就労者の睡眠時間が世界でもっとも短いと言われてますが、厚生労働省の健康情報サイトでも述べられている通り、 睡眠不足は日常の活動力を引き下げるのです。 慢性的な睡眠不足は日中の眠気や意欲低下・記憶力減退など精神機能の低下を引き起こすだけではなく、体内のホルモン分泌や自律神経機能にも大きな影響を及ぼすことが知られています。 出典: 仕事がうまくいっていないと「もっと頑張らなきゃ」と焦ってしまうものですが、これは、逆に悪いスパイラスに陥る典型例です。 睡眠不足だと同じ仕事をしていても余計に時間がかかってしまいますし、気が重くなってやる気も失せてしまいます。 それであれば睡眠不足をしっかり解消し、高パフォーマンスな体の状態で仕事に臨んだ方がよっぽど現状を打開しやすくなります。 3.うまくやろうとしない 仕事がうまくいかない原因は、ネガティブな要素が誘発しているものとも限りません。 モチベーションが高すぎることも良くないのです。 例えば、野球やゴルフなどのスポーツでよく耳にする「イップス」という言葉があります。 これは精神的なことが原因で普段ありえないような単純なミスをしたり、思い通りのプレーができなくなる症状のことを言います。 意気込み過ぎて必要以上に緊張すると、この「イップス」が起きやすくなります。 実際に、アメリカの行動経済学者ダン・アリエリー教授がおこなった実験では、金銭的な報酬が高くなればなるほど、被験者はごく簡単なゲームでも失敗してしまう傾向が強くなるとのことです。 ようするに、ほどよい緊張感で物事に臨めば人間は普段通りのパフォーマンスが発揮できますが、 必要以上に緊張してしまうと驚くほどパフォーマンスが低下してしまうのです。 4.周囲の人に上手に協力してもらう 大きな仕事であればあるほど、周囲の人の協力が必要不可欠になってきます。 しかし、上司が協力的でなかったり、部下が積極的に動いてくれなかったりすると仕事がうまくいきません。 とはいえ、上司に噛みついたり、部下に「もっと仕事をしろ!」と怒っても大して変わってくれないでしょう。 この実験では、5分間コメディを見せて上機嫌にさせた被験者のグループと、コメディーを見せなかったグループそれぞれに7つのテスト問題を出して正解率を比較するということがおこなわれました。 その結果、 コメディーを見たグループの方が30%正解率が高かったそうです。 つまり、人はユーモアな感情でいると問題解決能力がアップするのです。 これをうまく利用すれば周囲のパフォーマンスも高まり、仕事が前進しやすくなります。 5.心理的負担の大きい仕事は朝片付ける 心理学の世界では「認知資源」というものがあります。 これは、人が物事に注意を働かせたり、集中したり、自制したりするときに使う資源のことで、一日に消費できる資源には限りがあるという考え方です。 例えば、目まぐるしく一日中働き続けて認知資源が底をついた状態だと、自制する力が低下している状態なので、些細なことで腹が立ったりイライラしたりしやすくなるというわけです。 ですので、特に厄介な仕事に関しては、 一日のうちまだ認知資源が満タンの朝に片付けるのが良いということになります。 数ある業務のうち、厄介な案件の仕事はその他の細かい仕事が片付いてから落ち着いて取りかかろうとしてしまいがちですが、実はこのときには既に認知資源がかなり低下した状態になっているので、集中できませんから能率が悪くなるのです。 このような脳の仕組みを知っていると、最悪のスパイラルに陥るのを防げるのではないでしょうか? 【関連記事】 6.生活リズムを早寝早起きにする ヒトの脳内ではセロトニンという物質がつくられ、必要に応じて分泌されています。 このセロトニンは、脳内で分泌され働くようになると 落ち着いて物事を判断できるようになり、それが集中力のアップにもつながるのです。 ところがセロトニンが不足すると自滅的な衝動が抑えられなくなったり、攻撃的衝動が高まったりしてしまうのです。 このような状態では、自分もチームもうまく動かすことはできませんよね。 ですので、仕事でうまくいくためには、脳内のセロトニンレベルをアップさせていかなければならないわけです。 実は、セロトニンレベルは、 生活リズムを早寝早起きにすることでアップしたり安定したりします。 こうすることで脳のパフォーマンスがアップするのなら、やってみる価値は十分あります。 【関連記事】 まとめ 今回は、仕事がうまくいかなくてイライラしたときの上手な対処法を紹介しました。 こうした悩みはちょっとしたことであっさり解消していくもの。 本記事で紹介した対策法をぜひ試して現状を打開していきましょう。

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恋や仕事がうまくいかない…落ち込んでいる男性への正しい接し方

仕事 うまくいかない

そんなもやもやとした思いを抱えている人は、「言語化する力」の弱さゆえに、日々苦戦しているのかもしれません。 相手にわかってもらう、また、自分の考えを整理するための方法を『言語化力 言葉にできれば人生は変わる』より抜粋してご紹介します。 「因数分解」されていない言葉は相手の反応も薄くなる 一生懸命、内容のある話をしているのに、言葉が相手の印象に残らないとか、いまいち、相手の行動を引き出せないという人がいる。 誰かに伝えても反応が薄かったり、言葉が「ふわっと」しているなんて言われたこともあるかもしれない。 例えば、「仕事がうまくいかない」という言葉を使う人がいる。 何がつらいのか、何がうまくいっていないのかわからないので、当人が大変そうでも周囲は手助けもできない。 大抵「頑張って」と言われて終わる。 また、「頑張ります」という言葉を使う人もいる。 たくさんいる。 安易に使ってしまいがちだが、何を頑張るのかわからなければ、下手をすれば考えなしの人に見えてしまう。 映画や本の感想を求められたときの「よかったです」という感想だって、何がよかったのかわからなければ、相手にその気持ちは届かないかもしれない。 せっかく何かに感動して、SNSのコメントなどで気持ちを伝えようとしても、大勢のうちの1人になってしまい、相手に印象を残せない。 いずれもシンプルで思わず自然に口をついてしまいそうな言葉たちだ。 だからこそ実感もこもるし、本人からしたら心の底からの言葉だろう。 だが、シンプルでリアルな言葉だからこそ、ありがちで伝わらないということもある。 どうやって強く、伝わる言葉にすればいいのか。 こういうときに、うまく言語化できる人は、頭の中で「言葉の因数分解」をしている。 例えば「仕事がうまくいかない」を分解していく。 言葉の一つひとつを細かく割って、具体的にしていくことで「仕事がうまくいかない」という状況の正体を言葉で明らかにしていく。 「会社の人間関係にストレスを感じている」のか「現場の作業が過酷すぎる」のか「アイデアが出ない」のか「上司が嫌い」なのか「やる気が出ない」のか……。 「仕事がうまくいかない」が含んでいる内容を徹底的に細かく具体化していく。 もう少し丁寧に順番を追っていこう。 仕事という言葉の中にあるのは次の要素だ。 着替え・出勤の移動・出社・同僚との人間関係・あいさつなど・実際の仕事となっている各種のプロジェクト・後輩社員の教育・書類の内容チェック・アイデア出し・打ち合わせ・上長への報告・給与の振込み・人事の評価……などなど、全部はとてもあげられないし、個人個人の仕事や人生のタイミングによっても異なるが、一概に「仕事」といってもその言葉の中には無数の要素が含まれている。 同じことが「うまくいかない」という言葉にも言える。 モチベーションが湧かない・失敗が続いている・評価されていない・嫌われている・組織風土が合わない・事業に興味を持てない・努力の方向が見えない・仕事が難しすぎる……などなど、これはこれでやはり無数の要素があるのだ。 具体的に掘り下げていく方法 この「仕事がうまくいかない」という悩みを因数分解する流れをシミュレーションしてみよう。 これも慣れれば当然1人で脳内で秒速でできるようになる。 だが、最初は誰か、質問をしてくれる人にお願いし、実際に何度か質問を繰り返しながら具体的にしていくのがいいだろう。 質問するごとに、言葉の具体性のレイヤーを上げていくイメージが持てるとわかりやすい。 またそれによって顧客に教養のなさがバレるのが恥ずかしい気持ちになる。 ここまで掘り下げてみる。 そうすると、「仕事がうまくいかない」という悩みが単なる悩みではなくなる。 この状況を言葉の因数分解によって正確に表現すると、「仕事でクライアントの経営層と会話するときに、教養がないことがバレるのが恥ずかしくて、思ったように会話ができない。 この状況に自信を失い、ストレスを感じている」ということがようやく明確になるわけだ。 ちなみに、「うまくいかない」の内容が1つだけではないこともある。 課題が複数あった場合でも因数分解の過程は同じだ。 何度でも繰り返せばいい。 こうやって段取りにしたがって思考を言語化していく作業は、実際にトライしてみるとそんなに難しいことでもない。 時間はかかるかもしれないが、言葉という補助線を使って、自分の意識という暗い谷底に降りて、問題という鉱石を見つけるような作業のイメージだ。 こうやって思考を言語化する作業を試みてみると改めてわかることがある。 人間は意外に自分のことをわかっていないのだ。 何より、人間にとって、思考というなかなかに面倒くさい作業を避けて楽をしようとする。 思考の過程で、「仕事がうまくいかない」とか「よかったです」みたいな大雑把で便利な言葉を見つけてしまうと、そこで思考を止めてしまう。 間違っていないからだ。 だが、正確ではない。 思考は正確な言葉で表現しないと、本当はもっと深い思考にたどり着く可能性があっても、途中でその行き先を見失ってしまうのだ。 「考える」しかないというのに。 「悩む」ことに意味はない 言葉を因数分解することで思考を明確にする。 これがいちばん効くのは人生の進路や次の行動に漠然と「悩んでいる」ときだ。 これも、思考を因数分解して言葉にすることで、問題の本質や自分が進むべき進路が見えてくる。 漠然と「悩んでいる」人も多いが、言葉を選ばずに言うと、それがいちばん無駄な行動だ。 「悩む」のは、なんとなくわからないままグズグズするということ。 前に進むことも、逃げることもしないで、思考が同じ場所にとどまり続ける。 水や空気と同じで、思考も変化しないで同じ場所にとどまっていると、どうしてもよどんでしまうものだ。 そこを因数分解しないといけない。 「悩む」という言葉を封印して、思考を因数分解し、言語化していかないと、行動に移せない。 僕はもともと大手企業の会社員から独立し、自分の会社を作ったというキャリアのため、広告・メディア業界の知人から、「会社を辞めようか悩んでいるんです」という相談を受けることが多い。 これには今のところ100%断言できる法則があるのだが、「会社を辞めようか悩んでます」と言って相談にくる人が会社を辞めることはない。 悩んでいるということはモヤモヤと漠然とした思考が言語化できていないということなのだ。 思考が明確になっていないのに新しい行動をとれるわけがない。 せっかく入った大手の広告会社やメディア企業を辞めるにはそれなりの思考に基づいた断固たる決意と、未来に向かう具体的な計画が必要だ。 一方で、実際に会社を辞める人は「会社を辞めるので、いろいろ教えてください」というスタンスでくる。 彼らは悩んではいない。 「会社を辞める・会社を辞めない」という自分の人生における、2つの選択肢をすでに比較して思考し、自分なりの仮説として「会社を辞める」ほうが人生にプラスになることが多いという結論を出したうえで、相談に来ているからだ。 思い返せば僕自身、博報堂を辞めて独立する際に、誰かに独立するかどうかを相談したことはなかった。 自分なりに思考を積み重ね、会社組織にいないとできないことと、会社組織を出てはじめてできることを、それぞれ比較して、独立しようという意志を固めてから報告しようと思っていた。 会社を辞めることはもちろん、人生における転機においては、不安や焦りもあって、つい思考が浅くなり漠然と「悩む」行為にとどまってしまうことも多い。 精神が不安定だと呼吸も思考も浅くなる。 しかし、緊急事態ほど深く呼吸し、深く思考したほうがいいのも事実だ。 かつて博報堂の先輩に言われた言葉を覚えておいてほしい。 「この世にはどうにもならないことはない。 たまにどうしたらいいかわからなくなるだけだ」ってね。 落ち着いて考えれば大丈夫だよ。

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