楽観 バイアス。 楽観バイアスとは?なぜ自分だけは成功すると錯覚するのか|仕事に使える行動経済学

正常性バイアスを知っていますか?「自分は大丈夫」と思い込む、脳の危険なメカニズム(static.datasciencetoolkit.orgサプリ 2015年04月18日)

楽観 バイアス

認知バイアスとは、客観的な事実や根拠なく、偏った考えを持ってしまうことです。 私たちは、いつも自分で考えている、しっかりと判断していると思っていても、実は様々な認知バイアスに惑わされています。 現在はコロナウイルスの関係で不安になっている方も多い一方、「自分は大丈夫」と考えている方もいらっしゃるかと思います。 それは、客観的な事実かもしれませんし、もしかしたら認知バイアスが関係しているのかもしれません。 それでは、今回は代表的な認知バイアスを紹介します。 楽観主義バイアス これは名前の通り、「悪い事は自分には起きない」と考える傾向のことです。 生きていれば、良いことも悪いことも起きます。 そして、楽観的な視点を持つことは大切なことです。 しかし、過度に楽観主義ですと、物事のマイナス面を見れず、十分に準備することや上手に対策を取ることができないかもしれません。 ネガティビティバイアス 楽観主義バイアスとは異なり、物事のネガティブな面に目がいきやすく、「自分にはいつも悪いことが起こる」と考える傾向です。 ポジティブな情報よりもネガティブな情報の方が、行動に強い影響を与えるものです。 テレビニュースなどで、「マスクが不足している」など、ネガティブな情報を目にすると、記憶に残りやすく、それに関連した「マスクを急いで買いに行く」などの行動を起こしやすくなります。 投影バイアス 他の人が自分と同じように考え、自分の意見に同意するはずだと考えることです。 〇〇は何人など、客観的なデータがなくても「みんなも同じ気持ちだ」と考えやすくなります。 例えば、「みんなも自分はコロナウイルスにかからないと思っているだろう」と考えたり、「だから、みんなも外を出歩いてるはずだ」など考えてしまいます。 同調バイアス 私たちが行動を決める時に、周囲の人の行動を観察し、周りの人と同じ行動を取ってしまうものです。 例えば、スーパーで周囲の人が納豆をたくさん買っていたら、「なぜ納豆を買うのか」という理由は分からないまま、「とりあえず買ってしまう」といったものです。 確証バイアス 自分の考えが正しいとする証拠ばかりを探してしまい、矛盾する情報に注目しない傾向のことです。 証拠ばかり探してしまうので、自分の考えを信じる度合いがより強くなってしまいます。 例えば、自分がコロナウイルスにかからないと考えている場合、「若者はかかりにくい」「この地域ではまだ発生していない」など、ウイルスにかからないという情報ばかり探してしまい、「若者でもかかる可能性は同じである」など矛盾した事実には注意が向きづらくなります。 根本的な帰属の誤り 自分の身に起こったことは状況の問題にしやすく、同じことが他人に起こった場合には、その人の性格の問題だと考えてしまうことです。 例えば、自分がコロナウイルスにかかった場合は、「会社の飲み会で止むを得ず〇〇に行ったからだ」「電車の中にすごい咳をしている人がいたからだ」と考えやすい一方、他人がコロナウイルスにかかった場合は、「ちゃんと手洗いマスクをしないいい加減な性格なのだろう」「自己管理を怠ったからだ」と性格などのせいにしてしまいます。 今回は新型コロナウイルスの例を使って、認知バイアスについて紹介しました。 私たちはふだん様々なバイアスに惑わされています。 しかし、現在の危機的な状況で、認知バイアスによって判断を誤ってしまうと、時に大きな後悔につながってしまいます。 なるべく客観的なデータや根拠に基づいた正しい判断をするように意識してみましょう。 職員のメンタルヘルス管理や、心理カウンセリング、スポーツ選手へのメンタルトレーニングなどを経験。 ヨガや瞑想を本場で学ぶためインド・ネパールへ。 全米ヨガアライアンス200取得。 現在は認知行動療法をベースとした心理カウンセリング、セミナー講師、ライター、ヨガインストラクターなど、活動の幅を広げている。 また、発達障害を支援する活動にも力を入れている。 com.

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脳があなたをだます仕組みや、逆にあなたが脳を「ハッキング」する方法については、これまでにも何度か紹介してきました。 でも、脳は私たちを欺く巧妙なテクニックを持っているので油断は禁物です。 ここで紹介する「」の動画は、そのうちの3つを、ピンポイントでわかりやすく説明しています。 その3つとは、サンクコスト(埋没費用)、楽観バイアス、確証バイアスです。 この動画は3分ほどの短いものですが、脳がそもそも持っている「だまし」の仕組みについて、とても簡潔に解説しています。 そうした仕組みのせいで、たとえ自分では「意志の力があるから大丈夫」と思っていても、ついつい脳にだまされて、間違った行動を取ってしまうのです。 失ったものを高く評価する「サンクコスト」 例えば、の誤り。 これは、「手に入れられそうなもの」より、「失ってしまったもの」を高く評価しやすい心理を指します。 満腹なのに食べ続けたり、失敗した買い物を正当化してしまったり、大嫌いだと言いながら同じテレビ番組を見続けたりするのは、すべてサンクコストの誤りが原因です。 生存にも役立つ「楽観バイアス」 次に説明されているのが、楽観バイアスです。 人間には「悪いことは自分の身にふりかからない」と信じる傾向が備わっています。 悪いことにつながる行動をしている時でさえ、そう信じてしまうのです。 これを楽観バイアスといいます。 もちろん、このバイアスは悪い方だけでなく良い方にも機能し、生存や成功に役立つ場合もあります。 自分の世界に閉じこもる「確証バイアス」 動画の最後に登場するのが、確証バイアスという興味深いテーマです。 これについては以前にも何度か紹介しましたが、確証バイアスとは、自分がもともと持っている世界観と一致する視点や、それを裏づける意見だけを探して、それだけに時間を費やしてしまう傾向を指します。 確証バイアスが作用すると、他人の経験から学ぶ機会を失い、自分の世界観を狭めてしまいます。 「自分は正しい」と信じられる居心地の良い場所に閉じこもり、真実から目をそらしてしまうのです。 どのケースでも、あなたにできることは多くないですが、そうした傾向が存在することをできるだけ意識して行動するようにしましょう。 ここで紹介した傾向は、私たち自身がもともと持っている癖なので、完全になくすことはできません。 ですが、脳の仕組みを理解し、できる限り意識して物事を決めるようにすれば、阻止できないわけではないのです。 下のリンクでは、動画で紹介されている研究(動画の説明部分に記載)の詳細を読むことができます。 DNewsの動画も見られるので、興味があればチェックしてみてください。 |YouTube Alan Henry(/訳:梅田智世/ガリレオ).

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「正常性バイアス(normalcy bias)」は、心理学の用語です。 社会心理学や災害心理学だけでなく、医療用語としても使われます。 人間が予期しない事態に対峙したとき、「ありえない」という先入観や偏見(バイアス)が働き、物事を正常の範囲だと自動的に認識する心の働き(メカニズム)を指します。 ところが、この防御作用ともいえる「正常性バイアス」が度を越すと、事は深刻な状況に……。 逃げ遅れの心理「正常性バイアス」の恐ろしさ 甚大な被害を出した東日本大震災では、「大地震の混乱もあり、すぐに避難できなかった」「あれほど巨大な津波が来るとは想像できなかった」と思った人がたくさんいらしたことが、のちの報道によって明らかになりました。 そう話していた人々が住む地域には、大型防潮堤等の水防施設が設置されていた……、また10m超の津波を経験した人がいなかった……などの様々な要因があり、迅速な避難行動が取れなかったことも事実です。 よって、一概に「いち早く行動を取れるか」「危険に鈍感になっていないか」を明確に線引きできない部分もありますが、緊急事態下で的確な行動を取れるか否かの明暗を分けうる「正常性バイアス」の働きを、過去の災害が示唆する教訓として、私たちは理解しておきたいものです。 また、御嶽山の噴火の際にも同じような心理が働いていた可能性があります。 火山の噴火という危険な状態に接しても、「大丈夫だろう」(=正常性バイアスの働き)と、立ち上る噴煙を撮影していたため、避難が遅れた人も少なくないといわれています。 災害の報道をテレビで見ている多くの人は冷静であるがゆえ、「撮影している時間があれば逃げられたのでは?」と考えがちですが、災害に直面した当事者にしかわからない「正常性バイアス」は予想外の大きなチカラで人々の行動を制限します。 ほとんどの人が緊急時に茫然! では、どうしたらいい? それでは、いざというとき、私たちはいったいどうしたらいいのでしょうか。 突発的な災害や事故に遭った場合、事態の状況をとっさに判断できず、茫然としてしまう人がほとんどと言われています。 「緊急地震速報の報道におびえて動けなかった」「非常ベルの音で凍りついてしまった」という話をよく聞きますよね。 こういうときこそ必要なのが、「落ち着いて行動すること」。 そのために有効なのが「訓練」です。 訓練を重ねることで、いざというとき、自然にいつもと同じ行動をとることができる、つまり、訓練と同じ行動をとることで身を守れる、というわけです。 非常事態の際に「正常性バイアス」に脳を支配されないよう、本当に危険なのか、何をしたらいいかを見極める判断力を養っておきましょう。 最後は狼に食べられてしまう、イソップ物語『羊飼いと狼』 ここまで読まれた方は、イソップ物語の『羊飼いと狼』を思い出しませんか? 羊飼いの少年に何度も「狼が来た」と言われて惑わされた村人は、いつしか「またか」と対応しなくなり、ついには本当の非常事態だということがわからなくなって、羊は狼に食べられてしまいます。 数々の災害や事故などによっていくつもの「想定外」が生まれ、「想定内」にする努力がなされていますが、いまだに「想定外」が出現し続けている昨今。 私たちの心の在り方そのものが、さらなる災害を生みだすことのないよう、日頃から日常と非日常の切り替えに翻弄されず、冷静に対応することが求められています。

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