おならが臭い時 原因。 おなら:医師が考える原因と対処法|症状辞典

おならの回数で健康状態をチェック!おならがよく出るのはなぜ?

おならが臭い時 原因

後藤利夫(ごとう・としお) 新宿大腸クリニック院長。 1988年、東京大学医学部卒業。 実父の大腸ガンを機に「大腸ガン撲滅」を目標に独自の無麻酔・無痛内視鏡検査法「水浸法」を開発。 著書に『腸をきれいにする特効法101』(主婦と生活社)などがある。 (公式サイト) (CiNii) おなら(ガス)がよく出る・臭い原因は? 悪玉菌が臭いおなら(ガス)を発生させる おなかにガスがたまると、苦しいですね。 たまりすぎると、おなかがパンパンに張ってしまうし、出るガスも臭くなります。 また、臭いガスにはニトロソアミンなどの発ガン物質が含まれており、大腸ガンの原因になります。 なぜ、おなかにガスがたまってしまうのでしょうか。 ガスを作るのは、大腸にいる 腸内細菌です。 食べ物が大腸に入ってくると腸内細菌が分解しますが、前半部分の上行結腸辺りでは 善玉菌が多く、炭水化物などを分解してガスが作られます。 このガスは臭いがなく、毒性もありません。 むしろ、腸を刺激して、腸の蠕動運動(内容物を先へと送り出す腸の働き)を活発にしてくれます。 しかし、腸の後半部分に行くにつれて、 悪玉菌が増えてきます。 悪玉菌は肉などのたんぱく質を分解し、窒素化合物や硫黄酸化物などのガスを作ります。 このガスに毒性があり、また、臭いのです。 たんぱく質は適度に食べていれば小腸で分解されて大腸まで行くことはありませんが、食べ過ぎたり、質の悪いたんぱく質を取ると大腸で悪玉菌のエサになり、悪玉菌を増やします。 また、 ガスは、便秘の人ほどたまりやすくなります。 長く便が大腸にとどまっていると、腐敗が進み、ガスが発生します。 臭いおならが溜まる原因の一つに「腸の下垂」も 腸が下垂する原因は加齢や運動不足 便秘やガスが溜まる原因に「 腸の下垂」があります。 大腸はおなかを一周しており、直腸、上行結腸、下行結腸の3ヵ所で固定されています。 横行結腸や肛門に近いS状結腸は、体内で固定されていません。 そのため自由に動き、横行結腸がハンモックのように下垂したり、S状結腸がねじれてループを作るようになったりすることがあります。 すると、腸が長くなって便が移動しにくくなり、便秘しやすく、ガスもたまってきます。 腸が下垂する理由はいろいろありますが、その多くは 加齢や運動不足による腸の筋肉の衰えが原因です。 腸管には平滑筋という筋肉があり、この筋肉が蠕動運動をして便を押し出しています。 ところが、平滑筋が衰えると、腸がだんだん薄くなり、伸びて垂れ下がってきます。 腸が薄くなると動きも悪くなるので、さらに便秘しやすくなります。 腹筋が弱いと腸が垂れる 私はこれまで4万人以上の方の腸を見てきましたが、腸の薄い人は大腸内視鏡で見ると、裏側にある肝臓や脾臓が透けて青く見えます。 それくらい薄くなってしまうのです。 また、腹筋の強さと腸の筋肉は相関関係があり、腹筋が強いと腸も強く、下垂しにくいようです。 反対に腹筋が弱い人は、腸が垂れておなか(下腹部)がぽっこりしています。 とはいえ、腹筋運動は大変です。 そこで皆さんにお勧めしたいのが、たまったガスを抜く「 スー出し体操」です。 これは、あおむけに寝て、おなかをひねる体操です。 腹筋を鍛えるものではありませんが、ひねることで便の通りの悪いところが解放され、ガスが出やすくなります。 ガスを出しやすくするコツ コツは、深く息を吐きながら、ゆっくり行うことです。 大腸は自律神経(意志とは無関係に内臓の働きを支配している神経)のうちの、心身をリラックスさせる副交感神経に支配されています。 ですから、ゆっくり行うことで副交感神経が刺激され、大腸の働きがよくなります。 また息を深く吐くことで横隔膜が動き、腸が刺激されます。 ウォーキングや食物繊維の摂取も効果的 同じ効果を得られるものに、 ウォーキングがあります。 歩く目安は1万歩です。 歩く振動が腸を刺激して、おなかの動きがよくなります。 この1万歩歩きも、ゆったり歩くと効果的です。 それと並行して、食物繊維を取ることも忘れないでください。 食物繊維は善玉菌のエサになり、便の材料にもなります。 ただし、 便秘のひどい人がいきなり食物繊維を食べると逆効果です。 少しずつ、食べる量を増やしていくといいでしょう。 便やガスが出やすくなる「スー出し体操」のやり方 【ひざ倒しのやり方】.

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おならの回数が多いのはなぜ?考えられる原因と病気の可能性は?

おならが臭い時 原因

おならの回数が増えたり臭いが強くなる原因とは? おならの回数が多くなるのには、以下のような原因があります。 食物繊維 食物繊維を多く含む食品(豆類、イモ類など)を食べると、腸内ガスの発生が促進されるため、必然的におならの回数が増えます。 しかし、これは 健康上問題はありません。 あまり気にし過ぎたり心配する必要はありません。 肉類・臭いのきつい食品 肉や臭いの強い食品は、腸内細菌により分解された後、 アンモニア、インドール、硫化水素などの刺激臭を放つものが多く発生するため、食べ過ぎると臭いの強いおならの原因になります。 便秘 便秘になると腸内に便やガスが溜まり、その溜まったガスを排出するためにおならの回数が増えます。 また、 長期間腸内に停留していたガスは発酵が進んでいるため、臭いが強いおならになります。 ストレス 緊張やストレスなどを感じた際に、唾を飲み込むことが多くなることがあります。 その際に空気も同時に飲み込むことで、腸内にガスが溜まりおならの原因となることがあります。 病気 腸にガスが溜まりやすくなる慢性胃炎や過敏性腸症候群になると、おならが発生しやすくなります。 また、大腸がんの進行に伴い便秘がちになることで、おならが多く発生するようになります。 大腸がんで便秘になる?おならが進行のサイン? 大腸がんの初期の状態では、検査を受ければわかる程度の血便が見られるくらいで、目立った症状はあらわれません。 しかし、病態が進行するにつれて大腸が狭まって便秘がちになり、弱い音のおならが出ることがあります。 ただ、がんの発生場所や程度により症状は異なり、良性疾患の場合でもがんと類似した症状が見られることがあります。 S字結腸や直腸に発生するがんの症状例• 便が細くなる• 残便感• 嘔吐 腸の内腔が狭まると生じる症状• 腹部膨満感• 痛みを伴うしこり 盲腸がんや上行結腸がんの場合は、肛門から離れた場所にあるため血便によって発見されることは少なく、貧血症状によってはじめて異常に気付くケースもあります。 がんが進行した状態で起こる、腸閉塞症状(嘔吐など)、大腸がんが転移して肺や肝臓の腫瘤により発見されるケースもあります。 注意したい排便時のサイン• 肛門痛がない• 暗赤色の血液が便に混入している• 黒い血塊が時々出る 上記の特徴が排便時に見られる場合は、痔ではなく、がんに伴う血便である可能性が高くなります。 特に、がんの中心が潰瘍となり出血が起こると血便が頻繁に起こります。 大腸がんの検査方法は?受けた方がいい人って? 大腸がんの検査では、主に便潜血検査と大腸内視鏡検査が行われます。 便潜血検査 大腸がんは、初期の状態で発見すれば高い確率で治癒することができます。 しかし、病態が進行するまでは目立った症状が現れないため、検便(便に血液が含まれていないか調べる検査)を行って無症状の時期に発見できるよう努める必要があります。 おなら、下痢、便秘などの症状が持続している場合は、大腸がん検診で検便を行い、がんの有無を調べましょう。 なお、大腸がんやポリープなどがある場合は、便が腸内を通過する際に便と組織が擦れることにより、便に血液が付着するとされています。 また、便潜血検査では目視できないわずかな出血を調べることが可能で、検査を受けることにより死亡率が低下することがわかっています。 検査方法• 便を自宅で採取した後に、便の表面を採便用の棒でよくこすります。 通常では2日間分の便を採取しますが、食事制限などは必要ありません。 大腸内視鏡検査 便潜血検査の結果が陽性と診断された場合は、必ず大腸内視鏡検査と呼ばれる大腸の精密検査を受けましょう。 大腸内視鏡検査を2年ごとに受けることで、大腸がんの早期発見や予防に繋がるとされています。 大腸内視鏡検査を受けた方がいい人• 家族内に胃がん・大腸がん・乳がんの既往歴のある人• ポリープの切除を受けたことのある人 便潜血検査は、初期の状態の大腸がんやポリープに対しての感度が低いとされています。 そのため、便潜血検査で陰性と診断された場合でも内視鏡検査でポリープや早期がんが見つかることも少なくありません。 大腸がんとわかった後の検査と治療の流れは? 種々の検査の結果、大腸がんと確定診断された場合は、治療方針を決めるための検査が行われます。 まず、大腸がんは大腸の内部に盛り上がりを形成するように大きくなるため、狭窄や閉塞を引き起こすことがあります。 そのため、 大腸がどの程度狭くなっているか確認するために肛門から造影剤を注入して流れを確認する「注腸造影検査」が行われます。 また、大腸がんは肝臓、肺、脳など様々な部位に転移を起こしやすいため、 転移の有無を確認するためにCT、MRI、PETなどによる画像検査が行われます。 特にPET検査はごく小さな転移を発見することもできるため、近年では広く行われるようになっています。 なお、検査の進め方や順序は医療機関によって異なりますので、担当医の指示に従って適切な検査を受けるようにしましょう。 おわりに:大腸がん検査を受けて大腸がんの早期発見に努めましょう 大腸がんは病態が進行するまでは目立った症状があらわれないため、検便を行って無症状の時期に発見できるよう努める必要があります。 そのため、おならだけでなく、下痢、便秘などの症状が持続している場合は、大腸がん検診で検便を行い、がんの有無を調べましょう。

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おならが熱い原因と対処法12選

おならが臭い時 原因

私たちは毎日食事を摂取していますが、口から食物を取り込むときに鼻や口から空気を一緒に飲み込んでいます。 食物は必要な栄養分などを吸収し便として排泄され、取り込んでしまった空気や消化中に発生したガスは「おなら」として排泄されます。 この必要なものを吸収し、不要なものを排出する仕組みは人の体にとって非常に重要です。 しかし、「匂いがひどくて気になる」「回数が多く、外でうっかりしてしまわないか不安」など、おならは日常生活ではあまり好ましく思われません。 通常は匂いの無いおならがほとんどですが、生活習慣などによってその状態は変化します。 そこで今回は、おならの原因や日常でできる予防などについてご紹介します。 おならの原因とは まずはおならがどのようにして作られるのか説明します。 先述のように、 口や鼻から飲み込んだ空気と、腸内細菌が食物を消化する過程で発生したガスが「おなら」として排泄されます。 おならは基本的に 無臭で、その成分は 窒素・酸素・水素・二酸化炭素・メタンなどです。 もちろん、個人差がありますのでおおよその目安として考えてください。 さて、おならが異常に多いなどの原因にはどのようなものがあるか見ていきましょう。 早食い、食事中の空気の飲み込み 仕事など忙しい時は、食事をゆっくり食べられませんよね。 早食いをしてしまうと 一緒に空気を多く取り込んでしまい、結果排出されるおならも多くなってしまうのです。 また、早食いはおならの量が増えてしまうだけでなく 消化にも負担がかかりやすくなってしまいます。 おならの量が多いと感じる人は、一度自分の食事の食べ方を振り返ってみましょう。 便秘 便秘で悩んでいるという人も多いですよね。 便は出ないのに、おならがたくさん出てしかも臭いという場合も。 腸内環境が悪く便秘になると、 排出されない便が腸内でさらに悪玉菌を増加させてしまう要因になり悪循環が起こります。 そうすると、においのあるガスが発生しやすくなってしまうのです。 ストレス 近年、研究で 腸と脳はつながりがあることがわかっています。 確かに緊張して 強いストレスがかかると、とたんにお腹が痛くなりトイレに駆け込むという人もいらっしゃいますよね。 精神的にストレスを感じると、 唾を飲み込む回数が多くなりその時に空気も一緒に取り込んでしまうため、ストレスを感じるとお腹が張っておならが多くなってしまうことも。 また、ストレスがたまると食欲が低下してしまい、逆にファストフードなどをドカ食いしてしまう場合もあります。 そうなると 腸内環境のバランスが崩れ、腸の働きも低下してしまうのです。 そして、腸内環境が悪化すると脳にも影響が出てしまい、ますますうつのようになってしまうという悪循環が生まれます。 腸の状態は、おならだけでなくメンタルにも影響を与えているのです。 胃腸の疾患 おならが多く出てしまう原因として、生活習慣や精神的なものだけではありません。 消化器系の疾患なども関係している場合があります。 慢性胃炎や 過敏性腸症候群では、 おならがよく出るという症状がありますし、 大腸癌など 腫瘍によって腸が細くなると、便の状態が変わったり、おならが増えたり減ったりすることがあります。 また、あまり聞きなれない疾患ですが 呑気症(どんきしょう)というものもあります。 気づかないうちに 大量の空気を飲み込むことでおならやげっぷがよく出るようになるという疾患です。 生活習慣からおならが増えたり、においがきつくなったりすることもありますが、消化器疾患が原因となっている場合もあります。 気になる方は一度診察を受けてみるのも良いでしょう。 気になるおならの症状 おならに関して気になるのは、「 におい」「 たくさん出る」ことでしょう。 そこでその原因と対策について解説します。 においが臭い 原因として肉・玉子などの 動物性たんぱく質過剰摂取が挙げられます。 肉や卵など 動物性たんぱく質を多く含む食品を過剰に摂取すると、これを栄養源としている 悪玉菌が増えて臭いおならを作り出します。 対策としては、 肉や卵などの摂取量を見直すことです。 肉や卵には体づくりに必要な アミノ酸や ビタミン・ ミネラルなどが含まれています。 食べるのをやめるのではなく、自分に合った量を見つけていきましょう。 おならが止まらない、よく出る 先述した早食いやストレス・消化器系の疾患もおならがよく出る原因となりますが、それ以外の原因として 食物繊維を摂りすぎること(とくに芋類の過剰な摂取)が挙げられます。 食物繊維は、適度に摂れば便通を整えてくれたり、さまざまな疾患の発生リスクを下げてくれたりと優秀な働きをしてくれます。 しかし、食物繊維を 摂りすぎると腸内でガスを発生させやすくなったり、逆に便秘を悪化させてしまいおならの量が多くなったりにおいがきつくなったりすることがあります。 対策としては、 食物繊維の量を調整する(おならが多いと感じる時は少し減らしてみる)ことや、 水溶性食物繊維の摂取を意識することです。 食物繊維には、 水溶性食物繊維と 不溶性食物繊維があります。 不溶性食物繊維を多く含む食材には、 穀類・野菜・きのこ・豆類・根菜類などです。 水溶性食物繊維を多く含む食材は、 海藻類・こんにゃく・大麦などがあります。 日常生活でできる予防方法とは それでは、日常生活でできる予防方法をご紹介します。 便秘になりにくい食事やゆっくり食べることを心がける 以下のことに気をつけることで、便秘の改善を図ることができます。 1:決まった時間にトイレに座る習慣をつける・お通じを我慢しない 2:水分をこまめに取る 3:適度な運動を行う 4:食物繊維を適度にとる 5:良質なオイルをとる 腸内環境を整えるためには、積極的に乳酸菌をはじめとした善玉菌をとることをおすすめします。 実際にヒトを対象とした臨床試験において、「LB81乳酸菌」を使用したヨーグルトを摂取することで、善玉菌の増加と悪玉菌の減少がみられ、腸内環境が改善されることが確認されています。 また、パスツール研究所との共同研究により、乳酸菌は腸から有害な細菌や病原菌を守る物質「抗菌ペプチド」の発現に影響をもたらすことが証明され、腸機能を健康な状態に維持する役割を持っていることがわかりました。 ストレスや老化などでダメージを受けた腸上皮細胞に働きかけることで、腸自体のバリア機能を維持する抗菌ペプチドの発現を促進し、健康な腸機能を維持することが期待されています。 LB81乳酸菌の新たな可能性(明治ヨーグルトライブラリー) 納豆や ヨーグルト、 キムチ、 ザワークラウト、 チーズなどの摂取や、 土や植物など自然と触れ合う時間を作るのも腸内環境の改善に役立つとされています。 そこに善玉菌のエサとなる 水溶性食物繊維や オリゴ糖を摂取することで善玉菌の増加にもつながります。 10:心身のリラックスを心がける 仕事や人間関係・SNSなど、生活する中でたくさんのストレスを増やす原因が存在しており、それらに囲まれて生活しています。 そのため、ストレスを少しずつ発散させて溜めないことが大切です。 ストレス発散できる趣味や楽しみなどを見つけてみるのも一つの手です。 また、普段から自律神経を整えるという意識を持ちながら生活を送ってみてください。 例えば、• 起床・就寝時間を決め、自分に合った睡眠時間を確保する• 日中太陽に当たる時間を作る• 瞑想を取り入れる• ウォーキングなどの運動を取り入れる• アロマを取り入れる• 森林浴をする• 夜はブルーライトをカットする などが挙げられます。 まずは一つずつ始めてみてはいかがでしょうか。 まとめ 今回は、人になかなか相談できないおならの悩みとその予防方法などについてお話ししてきました。 もちろん個人差もありますので、全ての方法で効果が出るとは限りません。 実際に試してみて、効果のあるものはどれか探してみてください。 【監修】佐藤典弘 外科医。 1993年 九州大学医学部卒。 外科医として研修後、九州大学大学院へ入学。 学位(医学博士号)を取得後、米国ジョンズホプキンス医科大学に5年間留学し、がんの分子生物学を研究。 2006年より九州大学 腫瘍制御学 助手、2012年より産業医科大学 第1外科。 現在、産業医科大学第1外科 講師、外来医長。 1000例以上の外科手術を経験し、日本外科学会、日本消化器外科学会の専門医・指導医の資格を取得。 これまでに発表した研究論文は180編以上(うち120編が英文)。 著書に「ガンとわかったら読む本(マキノ出版)」など。

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