万引き 家族 りん。 万引き家族の子役の男の子(しょうた役)は誰?城桧吏プロフィール【是枝裕和監督映画】|Daily Breaker

【万引き家族】考察ネタバレ解説!安藤サクラが魅せた女優魂や家族の関係性などを紹介!

万引き 家族 りん

万引き家族を見る前に張った画像なんですが、りんちゃんの今後が不安になるシーンです。 ラス前にりんちゃんが母親の傷を撫でてあげようとして怒られて、謝罪を強要されます。 信代の方がりんちゃんに寄り添ってるよね。 こんにちは。 フレデリカです。 万引き家族 作品情報• キャスト:城桧吏さん さん さん さん 佐々木みゆさん さん• 監督:さん• 脚本:さん• 公開日:2018. ジャンル:人生• 上演時間:120分• レーティング:R12 万引き家族 その1 万引き家族 の3つのポイント• 家族になっていく• 生活することと愛することのすり合わせ。 翔太の中に発生した気持ち。 自分たちだけ世間を出し抜くことへの違和感• りんちゃんの事件は、前の記事にリンクを張ったのでそちらからどうぞ。 あまり多くリンクを張りたくない。 家族が臨ちゃんを受け入れていく速度の違いがすごく心地よかったです。 治が拾ってきました。 初枝は最初から受け入れ態勢万全。 信代は拒否反応から一転。 守るために職を捨てました。 亜紀は拒否もしなかったけど、受け入れもしてませんでした。 それが順当に受け入れていきました。 一番の難題は翔太でした。 自分の居場所を奪われるって思ったんでしょうね。 それがどんどん打ち解けていく。 笑顔が多くなりおしゃべりになったりんちゃんがうれしかったです。 分からなかったこと。 服を買うと叩かれる りんちゃんは服を買ってもらうことに強烈な恐れを持っていました。 服を買ってもらうと叩かれるからです。 「買ってもらっても叩いたりしない?」は涙が出そうでした。 りんちゃんフェーズはそれで終わっていたので今後もそれは続いていくのでしょう。 どういうこと?服を買うと隠されるところが変わるから、その隠されるところをたたかれていたってこと?叩くことに対する謝罪の前渡し? なんにしても悲しすぎる刷り込みです。 生活することと愛することのすり合わせ。 報道と真実の違い 報道と真実の違いはよくあるテーマなので、あまり語る気もしませんが。 「住人を埋めて、他人同士5人が住んでいた」はワイドショーとしては垂涎のネタでしょう。 亜紀のショック 私はお金のためだった? 逮捕(補導?)後、亜紀は親に初枝が金の無心をしていたことを知ります。 金の無心をするために自分を住まわせていたのかとショックを受けた亜紀は埋めた場所を指し示す。 亜紀よ、金のために集まってるだけなら皆で海水浴に行ったりしないよ。 海は楽しかったろ? お金を手に入れるための方法と心は直結してないよ。 お前さんもやったろ? 初枝の埋葬と年金 初枝が亡くなったとき、家族に金はないし、全員が役所に届けると危うい立場になる。 だけどちゃんと埋葬してあげたいから自分たちで埋めました。 その理屈に国に認められたルールは関係ありません。 埋葬したのは 初枝を愛していたからに他ならないです。 その状況を利用して、年金を不正に受け取ったからといって、初枝を金づる扱いをしていたことにはならないでしょう。 初枝の金の無心とJKリフレ 亜紀はJKリフレで4番さんをVIPルームに誘います。 その時点で 4番さんは金にしか見てなかったはずです。 でも、コブシの傷を見て、4番さんを抱きしめました。 金が目当てなら黙って膝枕だけしておけばいいのに。 おばあちゃんの金の無心はそれと一緒です。 (理屈の順番が違うけど) 亜紀はお金が目当てで情が沸いた おばあちゃんは情で一緒に住んで、状況を利用してお金を得た。 理屈が金か情かに100%偏っているということじゃないんだよ。 翔太の万引きに対する拒否反応。 駄菓子屋で万引きを繰り返していた翔太。 りんちゃんに実行犯を任せたときにはじめて店主に呼び止められました。 店主はお菓子をくれて、「妹にはやらせるな」と言います。 店主はすべて知っていました。 それでも翔太が店に出入りすることを許してました。 (そういえば店主は「妹にはやらせるな」でしたね。 「二度と来るな」じゃなかった) 翔太は店主の言葉で、万引きするアイテムにも所持者がいて、それが同じ人間であることに気づきました。 いままで万引きするアイテムの先に誰かがいることを意識したことがなかったんでしょうね。 頭の中で何かが一気につながり広がった瞬間でしょう。 翔太が万引きをやめたかったのは法に触れるからではなく 一般的な感覚として、相手が同じ人間であり、迷惑がかかるからでしょう。 その質問を治にぶつけたとき、「店のモノはまだ誰のものでもない」という屁理屈でした。 屁理屈に違和感を感じた翔太は信代に相談します。 その後、りんちゃんに万引きをさせないために大暴れして店の商品を持って逃げ、足を折りました。 信代の覚悟 刑務所に入った信代は、翔太にさらった時の状況を話しました。 翔太の中に自分たちとは違うものを感じ取りました。 尋問の時に「お母さんと呼ばれたことある?」と言われた時の長い長い沈黙の中で考えたのは、翔太のために翔太と決別することだったかもしれないですね。 治の決断 一緒に雪だるまを作った後、父であることを降りた治。 そのあと、翔太は父ともおじさんとも呼ばずに別れました。 あの時、治は翔太を捨てたのか? 治たち家族は家族ですが、その形はいびつです。 その継続の方法も。 収入は万引きとJKリフレと死んだ初音の年金ですから。 翔太にとっては捨てられたのかもしれないです。 けど、治たちにとっては、警察に預けて翔太を明るい世界の人間に戻す。 だったのかもしれないですね。 りんちゃんの今後は割り切るしかない? 全ては翔太を描くために配置されたと考えることができるなら、ですが。 翔太はりんちゃんを受け入れるのに時間がかかってます。 はっきりとした拒絶から入ってます。 そして家族になり、りんちゃんを愛します。 その後、万引きはしたくないと考え始め、特に何も知らないりんちゃんを巻き込むことはだめだと葛藤します。 (スーパーに入れずに自分だけ入った。 結局りんちゃんも入ってきちゃうけどね) 物語としては、りんちゃんの役目はそこまでです。 そこからの すべてを翔太に焦点を合わせて物語を描くなら、再会することのないりんちゃんのその後を描くのは不要。 お父さんとお母さん以外にも世界があることを知る樹里が中高生まで成長した時に自分の身を守る行動を起こすことを妄想して気持ちを落ち着かせましょう。 万引き家族 のベストシーン 映画のキモ 独りで全部やったと言い切った信代 警察の尋問という形で、世間一般の声を家族たちにぶつけてました。 共犯の方が刑は軽いという警官に、一人でやったと言い切る信代。 信代が守ったのは治だけじゃないですね。 世間の目から子供たちを守りました。 ちなみに、刑が確定した後なら、何しゃべっても問題ないらしいです。 だから刑務所で対面した時の内容(みんなで埋めた)が、警察に話したこと(信代が一人で埋めた)と異なっていても、罪状がひっくり返ることがないらしい。 他には ゆりちゃんがお麩を食べたいと言い出したところ。 それまでは与えられたものを食べていただけでした。 心を開いてくれたのが、うれしかったよね。 冗談 Hの余韻に二人で慕って、いざ2回戦!!とおもったら子供が返ってきちゃって大慌て 笑 きれい・かわいい・色っぽい 夫婦二人でそうめん食べているときの信代。 治に襲い掛かりました。 事後のお尻もかわいかった。 他には、 四番さんを膝枕しているときの亜紀の太もも あれを生で見たら、抑えきれねえよ!! frederica2014.

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【万引き家族】最後のシーンで意見が食い違い嫁と大喧嘩した話し。

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登場人物(キャスト) 柴田治(リリー・フランキー) 東京の下町に暮らす日雇い労働者。 祥太と組んで万引きを繰り返し、生活費の足しにしている。 本名は榎勝太。 柴田信代(安藤サクラ) 治の妻。 クリーニング工場でパート勤務をしている。 本名は田辺由布子。 柴田初枝(樹木希林) 治の母。 年金受給者。 夫とは離婚している。 柴田亜紀(松岡茉優) 信代の妹。 「さやか」という源氏名で風俗店で働いている。 柴田祥太(城桧吏) 治の息子。 学校には通わず、自宅で小学2年の教科書を繰り返し読んでいる(「スイミー」がお気に入り)。 治と組んで万引きをしている。 凜(佐々木みゆ) 近所の団地の廊下に放置されていた少女。 治が見かねて家に連れて帰り、柴田家の一員となる。 両親から虐待を受けている。 本名は北条じゅり。 4番さん(池松壮亮) 亜紀が働く風俗店の常連客。 亜紀とは筆談でコミュニケーションをとっている。 柴田譲(緒形直人) 初枝の離婚した夫と再婚相手の子供。 亜紀の本当の父親。 柴田葉子(森口瑤子) 譲の妻。 亜紀の本当の母親。 柴田さやか(蒔田彩珠) 譲と葉子の娘。 亜紀の妹。 高校2年生。 北条保(山田裕貴) 凜の父。 希に暴力をふるっている。 北条希(片山萌美) 凜の母。 夫の保からDVを受け、そのストレスのはけ口としてゆりを虐待している。 山戸頼次(柄本明) 柴田家の近所にある駄菓子屋「やまとや」の店主。 祥太の万引きを見逃し、ある言葉をかける。 前園巧(高良健吾) 警察官。 祥太と凜を保護し、保らを取り調べる。 宮部希衣(池脇千鶴) 警察官。 信代に「母親ではない」という事実を突き付ける。 あらすじ 東京の下町。 高層マンションの谷間に取り残された古い平屋に5人の家族が住んでいる。 治(リリー・フランキー)と信代(安藤サクラ)の夫婦、息子の祥太(城桧吏)、信代の妹の亜紀(松岡茉優)、そして年金受給者である家主の初枝(樹木希林)。 治は日雇いの仕事、信代はクリーニング工場で働いているが、足りない生活費を補うため日常的に万引きを繰り返していた。 治は祥太を学校には通わせず、万引きを教え込む。 一家の暮らしは貧しかったが、笑いの絶えない日々を送っていた。 ある冬の日、治は近所の団地の廊下で震えている幼い女の子(佐々木みゆ)を連れて帰る。 ゆりと名乗る女の子の体には、たくさんの傷やあざがあった。 深夜、治と信代はゆりを団地に返しに行くが、ゆりの両親が罵り合う声が聞こえ、「産みたくて産んだんじゃない」という母親の言葉を耳にした信代はゆりを連れて帰る。 春になり、5歳の女の子が行方不明というニュースが流れる。 ゆりの本当の名前は「じゅり」だった。 ゆりを愛し始めた信代は「りん」という名前をつけ、髪を短く切る。 ゆりもまた、「りん」として生きることを選ぶ。 夏のある日、一家は揃って海へと出かけ、楽しい一日を過ごす。 りんも新しい水着を着てはしゃぐ。 初枝はそのようすを見て穏やかに微笑む。 翌朝、初枝は朝になっても目を覚まさず、ひっそりとこの世を去る。 葬儀代を払えない信代たちは初枝の遺体を床下に埋め、初枝の死を隠蔽する。 初枝の年金を今までどおり受け取り、部屋に隠してあったヘソクリを見つけて喜ぶ治と信代。 祥太はそんな2人を無言で眺める。 祥太はいつも万引きしている駄菓子屋の店主(柄本明)から「妹にはやらせるな」と言われたことをきっかけに、万引きに疑問を抱き始める。 そしてスーパーで万引きしようとしたりんをかばって、わざと店員の見えるところで万引きする。 祥太は逃げる途中で足を骨折し、病院に運ばれる。 事件は警察の知るところとなり、一家は密かに荷物をまとめて逃げようとするが捕まってしまう。 亜紀は治と信代が初枝とは何の関係もない赤の他人だったこと、初枝が自分の両親から金を受け取っていたことを知って驚く。 亜紀は初枝を捨てた夫が再婚相手に産ませた子供の娘で、治はかつて信代の夫を殺害した罪で執行猶予付きの実刑判決を受けていた。 祥太は治が車上荒らしをしていた時に車の中に置き去りにされていたのを拾ってきた子供だった。 母親になれないことを悟った信代は、すべての罪を被って刑務所に入る。 祥太は施設へ行くことになり、りんは両親のもとへ戻る。 月日が経ち、学校に通うようになった祥太は、一人暮らしをしている治に会いに行く。 祥太は治に「僕を置いて逃げようとしたの?」と問い、治は頷く。 翌朝、祥太は治に別れを告げ、施設へと戻るためバスに乗る。 治は祥太の名前を呼びながら、祥太が乗ったバスを必死に追いかける。 その姿を見ながら、祥太は「おとうちゃん」とつぶやく。 両親のもとに戻ったりんは、また以前のように母親から虐待を受ける。 部屋から閉め出され、団地の廊下で遊んでいたりんの目が、何かを捉える。 感想と解説(ネタバレ有) ネット上のレビューを見たところ賛否両論あるようですが、わたしは面白かったです。 物語の背景に多くの社会問題が盛り込まれている (貧富格差、年金不正受給、独居老人、不審死、DV、児童虐待、労災事故など)せいで、ややメッセージ性を強く感じる点や、いつにもまして重く暗い雰囲気になっている点が、見る人を選ぶのかもしれません。 是枝監督のインタビューからも、社会問題ありきで物語が練られたことがうかがえます。 「ファミリードラマにピリオドを打って、現代の日本が抱える問題の上に家族を置き、そこで起きる摩擦を描こうとしたのが、今回の、今までの作品と違うところです」 (映画. com ニュースより) わたしはどちらかというと大きな社会問題よりも個人の問題 (心の中のことや人間関係)のほうに強く惹かれるタイプなので、そちらを重点的に見てしまったかもしれません。 信代と治の関係 血の繋がりはなく、年金の不正受給や万引きをしなければならないほど生活は貧しいのに、幸せそうな6人の笑顔が印象的でした。 あの古い平屋の一軒家は、もともと初枝の家でした。 治と信代 (初枝の息子夫婦の名前)を名乗る2人は、初枝とはなんの関係もない赤の他人で、どういう経緯でかはわからないけど初枝の家に転がり込んできた。 治は信代の夫を殺した罪で執行猶予つきの実刑判決を受けていました。 信代は夫からDV被害を受けていて、治と共謀して夫を殺害し、死体を埋めて隠蔽したと思われます。 直接的な説明はありませんでしたが、信代も治も、おそらく親の愛情を知らずに育ったのでしょう。 母親から「産まなきゃよかった」と言われ、自分自身を否定して生きてきたのでしょう。 信代はりんに、治は祥太に、子供の頃の自分を投影し、自分自身を愛そうとしていたのかもしれません。 亜紀と初枝の関係 初枝を「おばあちゃん」と慕い、幼い子供のように甘える亜紀も、初枝とは血が繋がっていません。 亜紀は、初枝の離婚した夫と再婚相手の間にできた息子の子供です。 どうやら初枝の夫は浮気したあげく彼女を捨てたようですが、なぜ亜紀が初枝を慕うようになったのかはわかりません。 けれど、2人がどうしようもない孤独を抱え、依存し合っていたことはわかります。 その一方で、初枝は亜紀に内緒で、夫の月命日になると亜紀の両親宅を訪れ、お金をもらっていました。 亜紀の両親は最後まで知らないふりをしていたけど、亜紀が初枝の家にいることを知っていたんじゃないでしょうか。 初枝が亜紀から「生活費」を取らなかったのは、そのため。 そして初枝の死後、両親からもらったお金がそのままヘソクリとして残されていたのを見ると、いずれ亜紀のために使おうと思っていたのかもしれません。 『スイミー』が登場する理由 古くて狭くてみすぼらしい一軒家に集まった彼らは、家族や社会から捨てられた人々。 そんな彼らが肩を寄せ合って生きているさまは、 劇中に出てくるレオ・レオニの絵本『スイミー』のストーリーとも重なります。 『スイミー』のあらすじ小さな魚のスイミーは、赤い色をした兄弟たちの中で、一匹だけ黒い色をしていました。 ある日、兄弟たちは大きなマグロに飲み込まれ、泳ぎの速いスイミーだけが助かりました。 生き残ったスイミーはさびしさとこわさに震える中で、初めて海の中のほかの生き物に目を向け、自分が住む世界の豊かさや美しさに気づきます。 やがてスイミーは兄弟たちに似た赤い魚の群れを見つけます。 彼らは大きな魚に怯え、岩陰から出ようとはしません。 スイミーは彼らを岩陰から出すために、必死にアイデアを絞ります。 そして、みんなで一緒にくっついて泳ぎ、大きな魚のふりをすることを思いつきます。 スイミーは黒い色を生かして〝目〟となり、みんなで力を合わせて大きな魚を追い払いました。 この『スイミー』を劇中に取り入れたことについて、是枝監督は次のように語っています。 (親の虐待を受けていた子たちが暮らす施設で)取材をしていると、女の子がランドセルを背負って帰ってきた。 『何の勉強をしているの?』と聞いたら、国語の教科書を取り出して『スイミー』を読み始めた。 職員が『みんな忙しいんだからやめなさい』と言っても聞かずに、最初から最後まで読み通した。 みんなで拍手をしたら、すごく嬉しそうに笑ったんです。 この子はきっと、離れて暮らしている親に聞かせたいんじゃないか、と思った。 朗読している女の子の顔が頭から離れなくて、すぐに脚本に書きました。 (映画. com ニュースより) そしてその後、「僕は『スイミー』を読んでくれた女の子に向かって作っているんだと思います」とも語っていました。 つまりこの『スイミー』という物語は、この作品においてとても重要な位置づけになっていると思われるのです。 『スイミー』との共通点 「万引き家族」と『スイミー』の共通点を考えたとき、まっさきに思いつくのが「仲間を失った孤独なスイミーが再び仲間を見つけたこと」であり、「みんなで力を合わせ大きな魚を追い払ったこと」だと思います。 しかし、作者のレオ・レオニがこの作品で最も重要だと感じていたことは、そこではありません。 それは「悲しみの中で目を閉じないこと」であり、「世界の豊かさに気づくこと」であり、「自分の個性と役割を受け入れて動き出すこと」でした。 おそらくスイミーは祥太でしょう。 ラストシーンで描かれた祥太は、外の世界で学んだ知識を治に教えるほどに逞しく成長していました。 教えられたことを受け入れるだけでなく、自分の目で見て、自分の頭で考える術を手に入れたのだと思います。 いつの日か遠くない未来に、祥太は家族の「目」となって、彼らを導く人になる。 そんな希望を抱かせるシーンでした。 家族の崩壊と再生 彼らの絆が社会のルールや常識によって無慈悲に引き裂かれたことは、悲しい。 けれど、あのまま5人の暮らしが続いたとしても、いずれ破綻する日が訪れたように思えます。 治は治なりに祥太を愛し、一生懸命に育てていたのでしょうが、結果的には子供を〝狭い世界〟に閉じ込めてしまっていた。 信代にしても同じです。 なぜなら彼らは、自分自身を愛そうとしていたから。 信代はそのことに気づいたからこそ、祥太に本当の両親に繋がる情報を教えた。 治は成長した祥太と再会し、初めて自分の身代わりではない祥太を愛する気持ちに気づいた。 一方、本物の家族のもとに戻ったりんは、再び苛酷な状況に追い込まれます。 母親は以前と同じように、りんを部屋から閉め出してしまう。 団地の廊下でひとり遊びをしていたりんは、ふと、廊下の外に視線を移す。 映画はそこで終わります。 彼女の目がとらえたものは、いったいなんだったのか。 りんを救い出すためにやってきた治、あるいは亜紀。 そうあってほしいと願う。 タイトルの意味 今回のタイトルは非常にわかりやすいです。 万引きする家族、そのまんまです。 ですが、この作品で描かれる「万引き」には2つの意味があります。 ひとつは、彼らが生活費を補うために日常的に物を盗んでいた「万引き」。 もうひとつは、誰かに捨てられた人間を盗んだという意味での「万引き」。 祥太もりんも、もともとは誰かの大事な家族です。 その誰かが捨てたから、拾ったのだと信代は言います。 そう語る信代自身も、治も、亜紀も、初枝も、捨てられた人間です。 かれらは「万引きする者」であると同時に、「万引きされた者」でもあるわけです。 そういう者同士が集まっているから、「万引き家族」。 当初の仮タイトルは「声に出して呼んで」だったそうですが、わたしは「万引き家族」のほうが好きかな。

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映画『万引き家族』ネタバレ感想~松岡茉優はなぜ万引きをしなかったのか?

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万引き家族のネタバレあらすじ 東京の下町に住んでいる5人家族の柴田家。 父の治 リリー・フランキー 、母の信代 安藤サクラ 、息子である祥太 城桧史 と、信代の妹の亜紀 松岡茉優。 そして、祖母の初枝 樹木希林。 彼らは、『万引き』で生計を立てて暮らしていました。 ある冬の夜、治と祥太はいつものようにスーパーで万引きを行い、帰路に就く途中の団地で、小さな女の子を見かけます。 寒そうに震えている彼女を不憫に思った治は、その子を家へと招き入れます。 ゆりとの出会い 『ゆり』と名乗る少女 佐々木みゆ の身体には、日常的に虐待を受けている痕が生々しく残っていました。 しかし、信代と治はそれでも1度はゆりを両親の元へ返そうとします。 ところが、ゆりの家を覗いてみると、酷い夫婦喧嘩が繰り広げられていました。 結局、治はゆりを引き取ることに決めます。 柴田家は非常に貧困な生活を送っていました。 収入は初枝の年金、信代のクリーニング工場でのパート代、治の日雇い建設業の給料。 そして、風俗店で働いている亜紀でギリギリ賄っていました。 ところが、治は事故で脚を骨折。 労災も降りず収入が失われます。 新たな名前をもらうゆり ついに、ゆりが行方不明になった事実が、テレビで報道されてしまいます。 柴田家は慌ててゆりの髪型を変え、『りん』という偽名を与えました。 万引きを通じて次第に仲良くなっていく祥太と凛ですが、相変わらず家庭は逼迫したままです。 悪いことは続くもので、不況の煽りで信代もクリーニング店を解雇されてしまいます。 祥太は駄菓子屋でりんにも万引きをさせたのですが、駄菓子屋の店主にお菓子を与えられて、「妹にはさせるな」と忠告されます。 この辺りから、祥太は万引きに疑問を抱くようになります。 初枝の死 初枝は家族には内緒で亜紀の両親と会い、お金をもらっていました。 亜紀の両親は彼女が海外留学していると信じており、実際の惨状は知りません。 季節は夏。 一家は海水浴に出かけてつかの間の安息を楽しみます 水着は当然盗品。 しかし、海水浴の翌日、初枝は息を引き取ります。 葬式代がとても払えないことと、年金を不正に受け取りたいために、治と信代は初枝を自宅に埋め、存在を抹消しました。 初枝のへそくりを発見してはしゃく治と信代を、祥太は無言で見つめています。 祥太はこれまで万引きは当然のことだと教えられてきましたが、駄菓子屋の件もあり、徐々に考え方に疑問を抱くようになってきたのです。 万引き家族の解散 駄菓子屋は店長の死により閉店してしまったため、祥太はりんとスーパーへ向かいます。 そこで、りんは初めて自発的に万引きを行おうとしたため、祥太は自らが囮となって店員を攪乱したのですが、その際にガードレールから飛びだしてしまい、けがをして病院送りになってしまいます。 治はすべてがバレてしまう前に、祥太を見捨てて残された信代たちと夜逃げしようと家へ向かうのですが、先回りしていた警察官に逮捕されてしまいます。 そこで、真実が明らかになりました。 柴田家は全員に血の繋がりがない、疑似家族だったのです。 柴田家の真実 治はホステスである信代の常連客だったのですが、DV被害に耐えかねていた信代と共謀して、前夫を殺害していたのです。 その際の罪を、治は一人で肩代わりしていました。 初枝はそんな過去を知り、同居人として迎え入れてくれたのです。 そして祥太は、2人の息子ではなく、車上荒らしをしていたパチンコ屋で車内に放置されて死にかけていた赤ん坊だったことが明かされます。 残酷なことに、りんは元の家族の元へと引き戻されてしまいます。 余談ですが、治と信代というのは偽名であり、漢字は不明ですが本名はそれぞれ「えのきしょうた」と「たなべゆうこ」であることが警察の会話で判明しています。 結末とラスト!その後の家族 信代は治の罪をすべて肩代わりし、刑務所に送られました。 治は、1人暮らしに戻ります。 亜紀は、かつての家を眺めていたシーンで出番が終わるため、その後が明示されていません。 祥太は、施設先に恵まれて健やかに成長し、学校のテストでいい点数をとったり、釣りを覚えたり、柴田家の中ではもっとも幸せを手に入れました。 しかし、りんは違いました。 彼女の両親は相変わらず虐待とネグレクトを続けており、以前のようにベランダに1人にされてしまいます。 また誰かが迎えにきてくれるのを期待しているかのような姿のりんが映し出されて、物語は幕を閉じます。 万引き家族のメッセージと感想は? 貧困や家庭問題など、現在日本が抱える負の部分に切り込んだ作品である万引き家族。 『万引きのレクチャー』など、やりようによってはコメディチックに描ける描写も徹底的に廃した、メッセージ性の強い作品に仕上がっています。 また、『本物の親の元へ戻る』という、本来であれば最大のハッピーエンドを迎えるはずのゆりが、むしろこの作品でもっとも不幸な結末を迎えているラスト。 これはただのヒューマンドラマ映画として消費されるのではなく、視聴者に深く考えてほしいという監督の強い思いが伺えます。 例に出すのが不謹慎かもしれませんが、野田市で実の娘を連れ戻して虐待死させた事件がつい最近もあったように、虐待に苦しむ子供は現実に毎日のように行われているのです。 一見するとリアリティに欠けているようで、実際は現実でも充分起こりえるだろうギリギリのバランスを描いた作品。 それが万引き家族という作品だと思います。

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