車を長期契約で借りながらマイカーとして使用する「カーリース」利用者がここ数年急増中です。 以前は法人客が利用するものというイメージが強かったカーリースでしたが、近年は個人利用者向けサービスが各社から登場し人気となっているからです。 でも 「カーリースってどんなサービスなのかイマイチ良く分からん!」そんな人もまだまだ多いのではないでしょうか? そこで当サイトではカーリースを個人でお得に利用するのに役立つ情報をまとめました。 個人カーリースのメリット・デメリット、ローン購入とどっちが得かの比較や、もちろんおすすめの個人向けカーリースも紹介させていただきます! 個人向けカーリース、おすすめはこの3社! スマートビークルの総評 「ココロも満タンに~コスモ、石油」のテレビCMでおなじみ、コスモ石油の個人向けカーリース。 ガソリンスタンドを全国展開するコスモ石油ならではの満足度、お得度が激高のサービスになっています。 月々定額の支払いにリース料、車検、税金、保険、定期メンテナンス料までコミコミなのはもちろん、タイヤ、ブレーキパッド、バッテリー、ワイパーゴム等の交換費用からロードサービスまで費用に入っちゃっているという充実っぷりです!! さらになんとカーリース期間中ずっと、ガソリンが1リットルあたり5円引きになっちゃうんです!(キャンペーンで2016年3月末までに契約の方はずっと10円引きに!!)。 レンタカーやカーシェアリングなどカーリース以外にも自動車事業を手掛ける強みを生かし、自動車ディーラーから有利な条件で車を大量購入してサービスの低価格を実現しています。 個人向けプランはリース期間が5年、7年、9年の3つの期間から選べるようになっており、それぞれのプランによってサービスの特徴が異なります。 7年、9年のプランを選ぶとリース契約終了後に車両を自分のものにできるので、「同じ車に10年以上乗り続けたい!」という強者にはとてもおすすめです。 ただしオリックスカーリースにはメンテナンス費用が含まれないため、月々の支払以外にもある程度の出費は覚悟しておきましょう。 オイル交換や車検に使える無料チケットが付きますが、枚数に制限があり契約期間中の全てをまかなう事はできないため注意が必要です。 コアラクラブの総評 オリコのグループ会社であるオリコオートリースが運営するカーリースの代理店会グループがコアラクラブです。 利用者はオリコオートリースと直接ではなく、コアラクラブに加盟する代理店と商談・契約をすることになる点が、スマートビークルやオリックスカーリースとの大きな違いになります。 代理店には自動車販売業者や修理業者がなっているようですが、性質の悪い代理店に当たってしまったらどうしよう、、という不安はありますね。 その点では上記2サービスの方が安心できると思います。 ただしコアラクラブにも独自のメリットはありますよ!全車にロードサービスが付帯したり、全国のホテルやレストラン、レジャー施設を優待価格で利用できるサービスが付いていたりなどサービス内容はユニークで評価できます。 個人向けカーリースの簡単な特徴紹介 購入時の初期費用(頭金、登録諸費用など)はかかりません。 契約期間中の車検、各種税金は車の所有権を持つファイナンス会社が支払い・手続きをしてくれますから、利用者は毎月定額のリース料さえ払っておけばそれ以上手間もお金もかけずに、車を利用することができるんです。 頭金無しでも利用でき、車検代など突発的な費用を気にせず定額で車に乗り続けられるカーリースですが、これまでは法人向けのサービスとして考えられ、個人にはあまり普及が進んでいませんでした。 それほど法人では一般化している自動車リースが、個人ではなぜほとんど利用されていないのでしょうか? 原因の一つにはリースという契約自体が個人には適さない、という誤解が個人ユーザーの利用を遠ざけているように思います。 「法人にはメリットがあるけど、個人でカーリースを利用しても損するだけ」といった意見もネット上では見かけます。 でもそれって本当?本当に個人ユーザーはカーリースを利用するメリットが全く無いのでしょうか? スマートビークルなど個人向けのサービスも登場してきた• 新車の一括払いは負担が大きいが、毎月2-3万円なら気にならない• 若くないしこの先何年乗って行けるか・・・短い期間で良い車に乗れるのが良い• ガソリンも安くなるし良いことばかり• 5年、7年と決めて、契約終了時に気に入った車があれば換えられるのが良い• メンテナンス、車検などの手間がかからず、なんでも任せられて安心• 困った時に頼れるのが安心、自分でいろいろ考えずに済む どうやら個人向けカーリースのメリットもたくさんあるようですね。 しかし疑問も残ります。 ローンと何が違うの?契約期間を過ぎたら車はどうなるの?ガソリンが安くなるってどういうこと? 当サイトはカーリースに興味はあるけど本当のところ利用価値はあるの?と疑問を感じている方のために、マイカーリースのメリット・デメリットを分かりやすくまとめてみました。
次のコンテンツ一覧• 事前準備:カーリースの基本を知る まず大手3社の特徴を知る前に、カーリースの基本を知っておくことが重要です。 カーリースには独特な専門用語が多くあり、ゼロからいきなりだと、誤った理解をしてしまうことがあるからです。 カーリースの基本は、以下の別記事で解説していますので合わせてご覧ください。 不要な人は、飛ばして次のパートへ進んでください。 大手カーリース3社の特徴 オリックスカーリース・オンライン(オリックス自動車) オリックスカーリース・オンラインの特徴は以下の通りです。 おトクにマイカー定額カルモくんの特徴は以下の通りです。 コスモマイカーリースの特徴は以下の通りです。 車種 将来的に中古車としての価値が高い車種は、基本的に残価率が高くなる。 契約形態 オープンエンド契約の方が、一般的に残価率が高い。 リース会社 残価はリース会社で個別設定するので、同じ車種、同じ契約形態でも残価は異なる。 残価は毎月のリース料金と、契約満了時の扱いに影響します。 基本的には、残価が高ければその分車両価格が下がるので、毎月のリース料金は安くなります。 とはいっても、残価は車を借りる側でどうこうできるものではないので、とりあえずは参考程度で良いと思います。 ただし契約形態によっては、不利な条件になる場合もあります。 オープンエンド/クローズドエンドの契約形態に関する詳細は、別記事で詳しく解説しています。 4.リース期間 リース期間に関しては、以下のとおり各社で異なります。 長めのリース期間を希望• オリックスカーリース 短めのリース期間を希望• コスモマイカーリース 自由にリース期間を設定• 定額カルモくん リース期間に関しては、長くも短くも自由に1年単位で設定可能な、定額カルモくんに軍配か。 5.中途解約 どこのカーリースも、 中途解約に関しては基本的に不可となっている場合がほとんどです。 やむを得ない事情で解約が認められるケースもありますが、その場合は解約金が発生します。 解約金はざっくり言ってしまえば、残りの車両代分くらいになるので、早期の解約ほど高額となります。 リース期間のところでも言いましたが、 毎月のリース料を安くする目的で長期の契約をするのではなく、今検討している車に何年乗りたいのか、を重視すべきでしょう。 そうはいっても、どうしても中途解約がネックに思える人は、以下の2点を検討してみてください。 いまのりナインが7年、いまのりセブンは5年、いまのりくんで2年経過すれば乗り換えや返却が自由です。 中途解約のリスクを減らしたいのであれば、オリックス・カーリースが有利か。 6.カーメンテ 全部付きが選択できるのは、コスモマイカーリースのゴールドパックのみ。 定額カルモくん最上位のプラチナプランは、タイヤとバッテリーは工賃のみでパーツ代が含まれていません。 オリックス・カーリースは、決められた回数分の車検無料クーポンとオイル交換クーポンがあるのみで、他のメンテナンスはすべて実費です。 例えばタイヤやバッテリーを交換する場合、その月はリース料+タイヤ代またはバッテリー代を支払わなければならず、年間の車に対するコストが上下します。 カーメンテの手厚さで言えば、コスモマイカーリースが最強。 7.リースに含まれないもの 一般的にカーリースに含まれない一例として、以下のようなものがあります。 任意保険• ガソリン代• 洗車代• 駐車場代• 有料道路料金• 事故や災害などによる修理費用 任意保険はカーリースに含めることができる場合もありますが、 契約年数分の保険料が上乗せされますので、審査のハードルが上がります。 カーリースはレンタカーと違い、契約者の車庫で保管しますが、駐車場代はリース料金に含まれません。 事故などで修理が必要な場合、保険もしくは実費修理となります。 これらリースに含まれないものに関しては、おそらくどのリース会社も大差ないと思います。 8.走行距離制限 カーリース3社の、走行距離制限は以下の通りです。 オリックスカーリース 月間2000キロまで 定額カルモくん 月間1500キロまで コスモマイカーリース 月間500、1000、1500キロから選択 コスモマイカーリースは、選択した走行距離に応じてメンテナンス頻度や料金が変わります。 また直接問い合わせをすれば、月間1,500キロ以上の設定も可能です。 走行距離制限に関して、ポイントは2つ。 リース契約満了時に距離をオーバーしていると、1キロあたり〇円で請求される。 必要以上の走行距離は無駄になる。 走行距離オーバーした場合の、3社の追加料金表は以下の通りです。 オリックスカーリース 8円/km 定額カルモくん 8円/km コスモマイカーリース 調査中 例えばですが、月間1,500キロで3年リース契約の場合、契約終了時点で54,000キロを超えていると、追加料金が発生します。 仮に5,000キロオーバーした場合、40,000円の請求。 余計な出費のないよう、 多少余裕のあるプランで契約するのが良いでしょう。 ただし必要以上に走行距離を増やしても、今度はメンテナンス料金が高くなるだけなので無駄。 一度自分で月間にどのくらい車にのっているのか、計算してみるのが良いでしょう。 参考までに、年間走行距離の平均は10,000キロといわれています。 月にしたら833キロ。 意外と少ないんですね。 走行距離が選択できるコスモマイカーリースだと、全体の約87パーセントは月間1,000キロまでの契約となっているようです。 (参考:) 月間走行距離が少ない人にとっては、距離制限を細かく設定できるコスモマイカーリースが良いでしょう。 9.契約満了後 リース契約が終わると、次の中から選択します。 譲渡プランまたはもらえるオプションのあるオリックスカーリースと定額カルモくんが有利か? 契約前に決めておく必要はないので、将来的な参考にしてください。 乗換え 新しく別の車に乗換えします。 契約中の車は、後述する返却の扱いとなります。 再リース 契約中の車両のリース契約を延長します。 月々のリース料金は以下の計算で組みなおされます。 残価+事務手数料+車検費用+メンテナンス代 返却 契約中の車を返却します。 返却時に、車の状態によっては費用を請求される場合もあります。 詳しくは、次の車両返却時の求償で説明します。 買取 契約が満了した車を、契約者が買取ります。 リースで借りていた車が気に入ったので、中古車として買い取ってしまうイメージです。 買取り費用としては、残価+事務手数料、そしてタイミング的に車検費用が必要です。 譲渡・もらえる オリックスカーリースの譲渡プラン 『いまのりナイン』と『いまのりセブン』は、それぞれ契約が満了すると、そのまま車がもらえます。 『いまのりくん』は譲渡対象外です。 定額カルモくんの乗り放題オプション 軽とコンパクトカーで7年以上のリース契約の場合、『乗り放題オプション』が付けられます。 乗り放題オプションは月々500円の料金が別途かかりますが、リース契約が満了すると、そのまま車がもらえます。 10.車両返却時の求償 リース契約満了時、車の状態によっては現状回復費用を請求される場合があります。 現状回復費用の請求が想定される主な例• 契約の距離制限をオーバーした• 外装にキズやへこみがある• 内装に悪臭やコゲがある• 事故による価値低下• リース会社が許可していない改造 これらに当てはまってしまったとしても、必ず現状回復費用が請求されるわけではないようです。 しかしながら、 どうしても気になってしまう人は、先で述べた譲渡プランorもらえるオプションを成立させれば、最終的に自分の車になるので、現状回復費用の心配はなくなります。 そういった意味においては、 現状回復費用の回避ができるオリックスカーリースまたは定額カルモくんはおすすめになります。 11.申し込み年齢 ほとんどのカーリースでは、 申込みに年齢制限があります。 (高齢ドライバー抑制のため、と言われている) オリックスカーリース• 20歳以上75歳以下の申し込み 定額カルモくん• 75歳以下の申し込み コスモマイカーリース• 契約満了時75歳未満 ぱっと見どれも似ていますが、ポイントは2つあります。 定額カルモくんとコスモマイカーリースは、未成年でも申し込み可能 定額カルモくんとコスモマイカーリースは、保証人を付ければ未成年でも申し込みが可能です。 免許をとってすぐに、月々定額で新車に乗れます。 そしてさらに コスモマイカーリースには、めんくるパックというサービスがあり、運転免許証と新車を一緒に手に入れることができます。 自動車教習所に通うのにも、かなりのお金がかかりますよね。 めんくるパックでは、その教習所の料金もカーリースに組み込むことができます。 まとまったお金がなくても車に乗れるのは良いですね。 コスモマイカーリースは、高齢者には不利 コスモマイカーリースは、高齢者には少し不向きかもしれません。 契約満了時に75歳未満でないといけないので、3年リースで72歳未満、5年リースで70歳未満、7年リースで68歳未満でないと申し込みできません。 12.頭金 月々のリース料が思ったより高かった場合、頭金を入れることで月額料金を下げることができます。 なので頭金を検討している人も多いでしょう。 しかし 頭金を入れることができないリースもあるので、注意が必要です。 頭金を入れることができるカーリース• コスモマイカーリース• オリックスカーリースのいまのりナイン、いまのりセブン オリックスカーリースのいまのりくんは頭金設定不可です。 定額カルモくんは、いずれのプランも頭金を入れることができません。 よって、 短いリース期間で頭金を入れたい場合は、コスモマイカーリース一択となります。 13.ボーナス払い ボーナス払いは、オリックスカーリース、コスモマイカーリースともに設定可能です。 しかし定額カルモくんは、頭金と同様にボーナス払いは設定できません。 よって 頭金もボーナス払いも、両方を検討したい場合は、コスモマイカーリースで検討するのが良いでしょう。 ただしボーナス月は『ボーナス+月々のリース料』が請求されるので、月々定額とは言えなくなります。 月々定額にこだわる人は、定額カルモくんもアリです。 14.クレジットカード払い 今回比較している3社以外のカーリースを含めても、クレジットカード払いができるカーリースはあまりありません。 オリックスカーリースを除いては。 現在のところは口座引き落としが一般的ですが、 クレジットカードにこだわる人は、オリックスカーリース一択となります。 15.ネット申し込み 今回取り上げている カーリース大手3社は、すべてネットで申し込みができます。 各公式サイトから、車種選び、見積り、審査まで完結できます。 その後も何度か電話、メール、書類のやり取りなどは発生しますが、基本は引きこもりで新車が届きます。 カーディーラーなどに出向くと、営業さんからあれこれ提案されます。 その後も電話はかかってきて「この前の件どうですか~」なんて言われるので、それが嫌な人にとってはネット申し込みが便利です。 16.試乗 新車の試乗は基本的に不可です。 ただしコスモマイカーリースのみ、一部の店舗で可能な場合があります。 最近はカーディーラーの公式サイトで、車に関するほとんどの情報を手に入れることができますが、どうしても実際の車に試乗したい場合は、コスモマイカーリースに問い合わせてみるか、カーディーラーへ行きましょう。 17.下取り オリックスカーリース、定額カルモくん、コスモマイカーリースのいずれも下取りは可能です。 納車のタイミングで古い車を買い取ってもらいましょう。 ただし 買取り金額に不満がある場合は、買取専門店で査定してもらうのが良いでしょう。 18.自宅納車 3社とも、基本的には自宅納車となります。 申し込みはネット、車はお届けしてくれるので、最近流行りの在宅ワーカーにとっては嬉しい限りです。 ただし自宅に来られるのが嫌な人は、 コスモマイカーリースであれば近隣店舗での納車も可能です。 19.法人契約 法人や個人事業主の場合、リース料を経費計上できます。 車を現金で買うより処理が楽になるので、法人契約ができるカーリースはメリットが大きいです。 そして今回の大手3社は、いずれもカーリースで法人契約できます。 20.特典 最後に各社の特典を比較していきます。 オリックスカーリース オリックスレンタカーの優待割引。 旅先などでレンタカーを借りる場合にGOOD! リースナブルな料金でレンタカーが借りられます。 定額カルモくん ネット割り。 実店舗を持たずにコストカットしているので、最大で49,500のネット割引きが適用されている。 コスモマイカーリース 燃料割引き。 全国のコスモサービスステーションで割引適用。 コスモ指定のカードで給油すると、月間100リッターまで割引になる。
次のコンテンツ一覧• 事前準備:カーリースの基本を知る まず大手3社の特徴を知る前に、カーリースの基本を知っておくことが重要です。 カーリースには独特な専門用語が多くあり、ゼロからいきなりだと、誤った理解をしてしまうことがあるからです。 カーリースの基本は、以下の別記事で解説していますので合わせてご覧ください。 不要な人は、飛ばして次のパートへ進んでください。 大手カーリース3社の特徴 オリックスカーリース・オンライン(オリックス自動車) オリックスカーリース・オンラインの特徴は以下の通りです。 おトクにマイカー定額カルモくんの特徴は以下の通りです。 コスモマイカーリースの特徴は以下の通りです。 車種 将来的に中古車としての価値が高い車種は、基本的に残価率が高くなる。 契約形態 オープンエンド契約の方が、一般的に残価率が高い。 リース会社 残価はリース会社で個別設定するので、同じ車種、同じ契約形態でも残価は異なる。 残価は毎月のリース料金と、契約満了時の扱いに影響します。 基本的には、残価が高ければその分車両価格が下がるので、毎月のリース料金は安くなります。 とはいっても、残価は車を借りる側でどうこうできるものではないので、とりあえずは参考程度で良いと思います。 ただし契約形態によっては、不利な条件になる場合もあります。 オープンエンド/クローズドエンドの契約形態に関する詳細は、別記事で詳しく解説しています。 4.リース期間 リース期間に関しては、以下のとおり各社で異なります。 長めのリース期間を希望• オリックスカーリース 短めのリース期間を希望• コスモマイカーリース 自由にリース期間を設定• 定額カルモくん リース期間に関しては、長くも短くも自由に1年単位で設定可能な、定額カルモくんに軍配か。 5.中途解約 どこのカーリースも、 中途解約に関しては基本的に不可となっている場合がほとんどです。 やむを得ない事情で解約が認められるケースもありますが、その場合は解約金が発生します。 解約金はざっくり言ってしまえば、残りの車両代分くらいになるので、早期の解約ほど高額となります。 リース期間のところでも言いましたが、 毎月のリース料を安くする目的で長期の契約をするのではなく、今検討している車に何年乗りたいのか、を重視すべきでしょう。 そうはいっても、どうしても中途解約がネックに思える人は、以下の2点を検討してみてください。 いまのりナインが7年、いまのりセブンは5年、いまのりくんで2年経過すれば乗り換えや返却が自由です。 中途解約のリスクを減らしたいのであれば、オリックス・カーリースが有利か。 6.カーメンテ 全部付きが選択できるのは、コスモマイカーリースのゴールドパックのみ。 定額カルモくん最上位のプラチナプランは、タイヤとバッテリーは工賃のみでパーツ代が含まれていません。 オリックス・カーリースは、決められた回数分の車検無料クーポンとオイル交換クーポンがあるのみで、他のメンテナンスはすべて実費です。 例えばタイヤやバッテリーを交換する場合、その月はリース料+タイヤ代またはバッテリー代を支払わなければならず、年間の車に対するコストが上下します。 カーメンテの手厚さで言えば、コスモマイカーリースが最強。 7.リースに含まれないもの 一般的にカーリースに含まれない一例として、以下のようなものがあります。 任意保険• ガソリン代• 洗車代• 駐車場代• 有料道路料金• 事故や災害などによる修理費用 任意保険はカーリースに含めることができる場合もありますが、 契約年数分の保険料が上乗せされますので、審査のハードルが上がります。 カーリースはレンタカーと違い、契約者の車庫で保管しますが、駐車場代はリース料金に含まれません。 事故などで修理が必要な場合、保険もしくは実費修理となります。 これらリースに含まれないものに関しては、おそらくどのリース会社も大差ないと思います。 8.走行距離制限 カーリース3社の、走行距離制限は以下の通りです。 オリックスカーリース 月間2000キロまで 定額カルモくん 月間1500キロまで コスモマイカーリース 月間500、1000、1500キロから選択 コスモマイカーリースは、選択した走行距離に応じてメンテナンス頻度や料金が変わります。 また直接問い合わせをすれば、月間1,500キロ以上の設定も可能です。 走行距離制限に関して、ポイントは2つ。 リース契約満了時に距離をオーバーしていると、1キロあたり〇円で請求される。 必要以上の走行距離は無駄になる。 走行距離オーバーした場合の、3社の追加料金表は以下の通りです。 オリックスカーリース 8円/km 定額カルモくん 8円/km コスモマイカーリース 調査中 例えばですが、月間1,500キロで3年リース契約の場合、契約終了時点で54,000キロを超えていると、追加料金が発生します。 仮に5,000キロオーバーした場合、40,000円の請求。 余計な出費のないよう、 多少余裕のあるプランで契約するのが良いでしょう。 ただし必要以上に走行距離を増やしても、今度はメンテナンス料金が高くなるだけなので無駄。 一度自分で月間にどのくらい車にのっているのか、計算してみるのが良いでしょう。 参考までに、年間走行距離の平均は10,000キロといわれています。 月にしたら833キロ。 意外と少ないんですね。 走行距離が選択できるコスモマイカーリースだと、全体の約87パーセントは月間1,000キロまでの契約となっているようです。 (参考:) 月間走行距離が少ない人にとっては、距離制限を細かく設定できるコスモマイカーリースが良いでしょう。 9.契約満了後 リース契約が終わると、次の中から選択します。 譲渡プランまたはもらえるオプションのあるオリックスカーリースと定額カルモくんが有利か? 契約前に決めておく必要はないので、将来的な参考にしてください。 乗換え 新しく別の車に乗換えします。 契約中の車は、後述する返却の扱いとなります。 再リース 契約中の車両のリース契約を延長します。 月々のリース料金は以下の計算で組みなおされます。 残価+事務手数料+車検費用+メンテナンス代 返却 契約中の車を返却します。 返却時に、車の状態によっては費用を請求される場合もあります。 詳しくは、次の車両返却時の求償で説明します。 買取 契約が満了した車を、契約者が買取ります。 リースで借りていた車が気に入ったので、中古車として買い取ってしまうイメージです。 買取り費用としては、残価+事務手数料、そしてタイミング的に車検費用が必要です。 譲渡・もらえる オリックスカーリースの譲渡プラン 『いまのりナイン』と『いまのりセブン』は、それぞれ契約が満了すると、そのまま車がもらえます。 『いまのりくん』は譲渡対象外です。 定額カルモくんの乗り放題オプション 軽とコンパクトカーで7年以上のリース契約の場合、『乗り放題オプション』が付けられます。 乗り放題オプションは月々500円の料金が別途かかりますが、リース契約が満了すると、そのまま車がもらえます。 10.車両返却時の求償 リース契約満了時、車の状態によっては現状回復費用を請求される場合があります。 現状回復費用の請求が想定される主な例• 契約の距離制限をオーバーした• 外装にキズやへこみがある• 内装に悪臭やコゲがある• 事故による価値低下• リース会社が許可していない改造 これらに当てはまってしまったとしても、必ず現状回復費用が請求されるわけではないようです。 しかしながら、 どうしても気になってしまう人は、先で述べた譲渡プランorもらえるオプションを成立させれば、最終的に自分の車になるので、現状回復費用の心配はなくなります。 そういった意味においては、 現状回復費用の回避ができるオリックスカーリースまたは定額カルモくんはおすすめになります。 11.申し込み年齢 ほとんどのカーリースでは、 申込みに年齢制限があります。 (高齢ドライバー抑制のため、と言われている) オリックスカーリース• 20歳以上75歳以下の申し込み 定額カルモくん• 75歳以下の申し込み コスモマイカーリース• 契約満了時75歳未満 ぱっと見どれも似ていますが、ポイントは2つあります。 定額カルモくんとコスモマイカーリースは、未成年でも申し込み可能 定額カルモくんとコスモマイカーリースは、保証人を付ければ未成年でも申し込みが可能です。 免許をとってすぐに、月々定額で新車に乗れます。 そしてさらに コスモマイカーリースには、めんくるパックというサービスがあり、運転免許証と新車を一緒に手に入れることができます。 自動車教習所に通うのにも、かなりのお金がかかりますよね。 めんくるパックでは、その教習所の料金もカーリースに組み込むことができます。 まとまったお金がなくても車に乗れるのは良いですね。 コスモマイカーリースは、高齢者には不利 コスモマイカーリースは、高齢者には少し不向きかもしれません。 契約満了時に75歳未満でないといけないので、3年リースで72歳未満、5年リースで70歳未満、7年リースで68歳未満でないと申し込みできません。 12.頭金 月々のリース料が思ったより高かった場合、頭金を入れることで月額料金を下げることができます。 なので頭金を検討している人も多いでしょう。 しかし 頭金を入れることができないリースもあるので、注意が必要です。 頭金を入れることができるカーリース• コスモマイカーリース• オリックスカーリースのいまのりナイン、いまのりセブン オリックスカーリースのいまのりくんは頭金設定不可です。 定額カルモくんは、いずれのプランも頭金を入れることができません。 よって、 短いリース期間で頭金を入れたい場合は、コスモマイカーリース一択となります。 13.ボーナス払い ボーナス払いは、オリックスカーリース、コスモマイカーリースともに設定可能です。 しかし定額カルモくんは、頭金と同様にボーナス払いは設定できません。 よって 頭金もボーナス払いも、両方を検討したい場合は、コスモマイカーリースで検討するのが良いでしょう。 ただしボーナス月は『ボーナス+月々のリース料』が請求されるので、月々定額とは言えなくなります。 月々定額にこだわる人は、定額カルモくんもアリです。 14.クレジットカード払い 今回比較している3社以外のカーリースを含めても、クレジットカード払いができるカーリースはあまりありません。 オリックスカーリースを除いては。 現在のところは口座引き落としが一般的ですが、 クレジットカードにこだわる人は、オリックスカーリース一択となります。 15.ネット申し込み 今回取り上げている カーリース大手3社は、すべてネットで申し込みができます。 各公式サイトから、車種選び、見積り、審査まで完結できます。 その後も何度か電話、メール、書類のやり取りなどは発生しますが、基本は引きこもりで新車が届きます。 カーディーラーなどに出向くと、営業さんからあれこれ提案されます。 その後も電話はかかってきて「この前の件どうですか~」なんて言われるので、それが嫌な人にとってはネット申し込みが便利です。 16.試乗 新車の試乗は基本的に不可です。 ただしコスモマイカーリースのみ、一部の店舗で可能な場合があります。 最近はカーディーラーの公式サイトで、車に関するほとんどの情報を手に入れることができますが、どうしても実際の車に試乗したい場合は、コスモマイカーリースに問い合わせてみるか、カーディーラーへ行きましょう。 17.下取り オリックスカーリース、定額カルモくん、コスモマイカーリースのいずれも下取りは可能です。 納車のタイミングで古い車を買い取ってもらいましょう。 ただし 買取り金額に不満がある場合は、買取専門店で査定してもらうのが良いでしょう。 18.自宅納車 3社とも、基本的には自宅納車となります。 申し込みはネット、車はお届けしてくれるので、最近流行りの在宅ワーカーにとっては嬉しい限りです。 ただし自宅に来られるのが嫌な人は、 コスモマイカーリースであれば近隣店舗での納車も可能です。 19.法人契約 法人や個人事業主の場合、リース料を経費計上できます。 車を現金で買うより処理が楽になるので、法人契約ができるカーリースはメリットが大きいです。 そして今回の大手3社は、いずれもカーリースで法人契約できます。 20.特典 最後に各社の特典を比較していきます。 オリックスカーリース オリックスレンタカーの優待割引。 旅先などでレンタカーを借りる場合にGOOD! リースナブルな料金でレンタカーが借りられます。 定額カルモくん ネット割り。 実店舗を持たずにコストカットしているので、最大で49,500のネット割引きが適用されている。 コスモマイカーリース 燃料割引き。 全国のコスモサービスステーションで割引適用。 コスモ指定のカードで給油すると、月間100リッターまで割引になる。
次の