インター ステラー 2。 【SF大考察】「インターステラー」なぜクーパーはブラックホールに落ちても無事だったのか?一般相対性理論が描く本当のSF世界へ突入する

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SF映画『インターステラー』は公開前には「ワームホールを通って旅をする宇宙飛行士の冒険」とだけ説明され、2014年11月より全世界で公開が始まりました。 内容は、宇宙旅行の歴史ドキュメンタリーとしての要素も感じさせるもので、そのリアリティさが話題に。 さらに、科学考証の正確さや視覚効果・演技も高く評価されています。 一方で宇宙空間や重力などが関わってくる難しい内容なので、一体何が言いたかったのか、結局どういうあらすじなのか疑問に思った人も多いかもしれません。 そこで本記事ではネタバレを含め、作中に登場するSF・科学用語とともに徹底解説してきます。 異常気象による大規模な食糧問題に直面し、人類滅亡の危機にある近未来の地球。 トウモロコシ農場を営む元宇宙飛行士のクーパーは、昔の仕事仲間だったブランド教授と、地下組織となったNASAで再会し、人類救済のためのプロジェクト「ラザロ計画」を聞かされます。 第二の地球を探す宇宙の旅に出る危険な任務に、娘のマーフィーは猛反対。 しかしクーパーは「必ず戻ってくる」と言い残して、別の銀河系を目指す有人惑星間航行 インターステラー するチームに加わることに。 ブランド教授の娘・アメリアと、物理学者のロミリー博士、地質学者のドイル博士の4人のチームで、宇宙船エンデュランスに乗って地球を後にしたクーパー。 無事にワームホールを通過して、第二の地球を見つけることはできるのでしょうか? 銀河系や光年などがサラッと登場していますが、そもそも私たちが住む地球は、銀河の中の太陽系にあります。 太陽は恒星、地球は惑星、月は地球の衛星です。 地球は太陽の周りを、月は地球の周りを回っています。 こんな太陽系が無数に集まってできているのが「星団」。 星団が100兆ほどの規模で集まっているのが「銀河」。 さらに銀河が集まって形成しているのが「銀河団」です。 人類はいまだ、無人で太陽系の外に出るのが精一杯。 宇宙は本当に広いのです!その広大な宇宙を旅するためには、ワームホールが不可欠です。 「光年」とは光が一年間に進む距離で、宇宙の旅は光年が単位として使われます。 銀河の端から端まで行くためには、10万光年かかるそうです。 では、「ワームホール」とは何でしょうか?作中ではエンデュランスが別の銀河系に行くために、土星近くにあるワームホールを通るシーンがあります。 そこを通り抜けると、一瞬で遠い場所へ移動することができるのです。 いわゆるワープですね。 「ブラックホール」とは大質量を持つ天体で、重力が大きくて光すら吸い込まれてしまいます。 クーパーはガルガンチュアの特異点に向かって落ちていきますが、この時に重力の謎を解くためのデータをTARSに取らせていました。 重力の謎はブランド博士でさえ解けず、「プランA」を諦めた要因です。 後は正に想像の世界。 よく耳にする二次元キャラや、ドラえもんの四次元ポケットなど、実は次元は意外と身近に存在するワード。 私たちが住んでいるのは「三次元」という立体の世界です。 一次元は線、二次元は面、三次元は立体、そして四次元は超立方体 立体に空間という概念が加わったもの。 ドラえもんのポケットは何でも入ってしまう超立方体構造なのです!クーパーがブラックホールを通り抜けてたどり着いたテサラクトも四次元超立方体でした。 われわれ三次元の人間は、紙など二次元の物体を自由に折ったり畳んだりできます。 それと同じように、四次元では空間を歪めることができ、タイムトラベルをすることも可能です。 つまり五次元では、空間と時間を自由に操ることができるのです。 ガルガンチュアの周りを回っている水の惑星では、重力の影響で1時間が地球時間の7年に相当していました。 重力が強い場所では、時間の進み方が遅くなります。 クーパーたちはここで大津波に巻き込まれ、実に23年分もの時間を無駄にしてしまいました。 このように、重力は時間に大きな影響を及ぼします。 ブラックホールの外側にいる人からは、事象の地平線の先はほとんど時間が止まっているように見えますが、地球時間では何十年もの時が流れています。 しかし当のクーパーにとってはほんの短い「時間」。 ラストで年老いた娘のマーフィーと再会しますが、クーパーはさほど年をとっていません。 実際には、クーパーが地球を後にしてから92年が経っていることになります。 二進法 バイナリ とモールス信号は、クーパーがマーフィーに重力の謎に関するデータを送るために、とても重要な役割を果たしています。 テサラクトから見えるマーフィーの部屋に重力で影響を及ぼして、データを伝えようとしました。 その方法が、二進法とモールス信号です。 私たちが普段使っている十進法が「10」を基準にして進んでいくのに対して、二進法は「2」が一区切りになります。 つまり、0,1を繰り返してカウントする方法です。 モールス信号はよく暗号に使用されるイメージがありますね。 いわゆる「・ トン - ツー 」という短音と長音を組み合わせる方法です。 二種類の記号を組み合わせてデータを送るという点で、二進法とモールス信号は似ています。 そこでクーパーが考えたのはこの二つを組み合わせて、重力のデータをマーフィーに伝える方法。 マーフィーが持つアナログ時計の秒針で情報を送り続けました。 前述の通り、四次元超立方体のテサラクトは地球の過去のマーフィーの部屋に通じていました。 クーパーはブラックホールの重力によって、空間と時間を超えたのです。 テサラクトでは地球の過去と現在、そして未来の時間が繋がっており、空間さえも自在になっていると考えられるでしょう。 物語の冒頭で起こっていた、マーフィーの部屋の奇妙なポルターガイストのような現象。 本棚から勝手に本が落ちていたのは、実はテサラクトからクーパーが重力波によって起こしていた二進法のメッセージだったのです。 不思議なことですが、空間と時間を超えてクーパー自身が自分の送った暗号を解き、地下組織NASAにたどり着き、エンデュランスに搭乗することになるのです。 マーフィーはこうして「プランA」を成功に導く、宇宙ステーション建設に必要なデータを受け取ります。 子や孫に囲まれて余生を過ごし、ラストには父との感動の再会を果たします。 これ以上ない幸せなエンディング!しかし『インターステラー』はここでは終わりません。 マーフィーはクーパーに、エドマンズの星で待つアメリアの元へ向かうように言います。 エドマンズの星へ向かうクーパーの顔は、使命感で溢れていました。 なぜなら、宇宙ステーションの建設の先には、第二の地球探しという大本命があったからです。 間違いなくエドマンズの星がそれだと確信し、再び宇宙へ飛び立ったクーパー。 エンデュランス号で地球を旅立つ時に、ブランド教授が引用したディラン・トマスの詩の一節「穏やかな夜に身を任せるな」「老いても怒りを燃やせ、終わりゆく日に」が印象的です。 これは人類のネクストステップ=宇宙への挑戦を、滅びゆく運命に抗おうとする人類を鼓舞する一節でもあったのです。 ノーラン監督にとって、映画作りは『スター・ウォーズ』が原点とのこと。 子どもの頃に何度も観た『スター・ウォーズ』によって、彼の宇宙への果てしない夢と映画作りが始まったのです。 加えて、自身が作りたい映画について次のように述べています。 「僕は家族映画をたくさん観る環境で育ったんたけど、批判や軽蔑する要素が含まれない、すごく自然体で自由な作品が多かったよね。 この絶妙なバランスが、難しいSF映画なのに不思議な感動を覚える『インターステラー』という稀有な作品を作り出したのです。 この作品の撮影中、監督にとって初めての子が生まれていました。 彼はこの作品の最初の方のシーンを見た時、脚本を書いた頃とは全く違う感情が出てきたと語っています。 確かに合理的だけれど、血も涙もない非情な「プランB」は、マン教授のエゴにより失敗しました。

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【ネタバレ】SF映画『インターステラー』の感想・レビュー【超感動】

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実は僕が2014年に今作を観た際にも同じ疑問を持ったのである。 当時まだ高校生だった僕は相対性理論のことは本やテレビで聞きかじった程度の知識しか持ち合わせていなかったため、心の底から「インターステラー」を楽しむことが叶わなかった。 いやはや物理学者のキップ・ソーンが監修してるというだけあって作品の多くのシーンは実に科学的で、科学好き 特に物理好き の連中にとっては 「あ、ウラシマ効果!シュバルツシルト半径!4次元空間!」と持ち合わせてる専門知識との照合大会が行えるパラダイス映画だったといえよう。 言いようによっては不親切な映画とも言えると思うが、何はともあれ作中のブラックホールについて少し考えてみよう。 「インターステラー」で描かれたブラックホールへの突入について考える前にまずは一般相対性理論が描像するブラックホールを見ていく。 面白いことに歴史的にブラックホールは観測データによってその存在を知ったのではなく、紙の上の計算で予めその存在が予言されていたのである。 後に計画の全貌が明かされることとなるが、クーパー達が遂行するラザロ計画にはプランAとプランBの2つがある。 プランAが理想的な計画というやつで、 「巨大なスペースコロニーを使って、全人類を移住させる。 これには重力方程式の解が必要で、そのためには特異点の観測データが必要」というものである。 プランBは種の保存を優先させた計画で、 「受精させた卵子を最適な星で人口培養させる」というものでクーパー達はこの裏の計画を聞かされていなかったが、これもラザロ計画の1つである。 旅立つ前に死を覚悟していたクーパーだったと思うが、まさかブラックホールに突っ込むとは思わなかっただろう。 宇宙飛行士の誰もがそんなことまで想定していないと思うが、 ブラックホールの特異点と事象の地平線という言葉をまず扱いたい。 ブラックホールというとときどき、無限大の質量を持っているものと誤解している人を見かけるが流石にそこまでの質量を持っているわけではない。 もちろんブラックホールの大小によりその質量は変わる。 ちなみに 「インターステラー」に登場する超巨大ブラックホールのガルガンディアの質量は10万倍ではきかない、文字通り超巨大なブラックホールである。 特異点と事象の地平線 ブラックホールには 『入口』が存在する。 光さえ抜け出せないこの入口の領域内に入ってしまうと、絶対に戻ってくることは叶わない。 この『入口』に対応するブラックホールの半径をシュバルツシルト半径と呼び、外から見ると真っ黒に見えるため、まるで地獄の入口である。 シュバルツシルト半径は計算可能な量であり、一般相対論の数式を用いれば比較的簡単に導出することが出来るが、とりあえずここではシュバルツシルト半径の別名『事象の地平線』に触れておこう。 『事象の地平線』の明確な定義は、 事象の地平線=無限の未来までかかっても見ることができない領域 といえる。 要は光は勿論、全ての物質がそこから抜け出せないために その領域内の事象は我々の時空の事象の連続物として観測出来ないということである。 ここで特に明確にしておきたいのが、事象の地平線は ブラックホールの特異点とは全く違うものであるということだ。 特異点とは『大きさが0、温度無限大、圧力無限大の地点』を指すものなので、ブラックホールの『入口』ではない。 むしろブラックホールの終着点といった方が正しいだろう。 なのでガルガンチュアのような超巨大ブラックホールであれば、シュバルツシルト半径に突入する際の重力 正確にいうと潮汐力 はほとんど無視できるレベルで小さい。 事象の地平線に入ったからといって、すぐさま重力でぺしゃんこにされてしまうということはないのである。 潮汐力の説明は省くつもりだったがやっぱり説明しよう。 慣性力というのを思い出してもらいたい。 エレベーターに乗って下っているとき体は軽くなったように感じる。 このときエレベーターに乗っている人から見て、人には下向きに重力が働き、上向きに慣性力が働く。 この慣性力の大きさはエレベータの加速度の大きさによって変わるが、例えばスカイダイビングのときのようないわゆる自由落下の場合は、慣性力の大きさと重力の大きさが等しくなり、その人にとっては無重力状態となる。 自由落下している人は景色が無ければ落ちているのか、浮かんでいるのか判定出来ない……という考え方は物理学的には非常に重要な考え方なのだが、ここではあまり関係がないので脱線しないようにしたい と自分に戒めます… さて、人にかかる重力と慣性力がキャンセルするといったが厳密には二つの力の大きさは等しくないため打消しは起こらない。 あくまで打ち消せるのは局所的な部分に限るからである。 エレベーターに乗った人間が両手を広げたとき、手にかかる重力は 地球が曲がっているため僅かに傾く。 そのため上向きに働く慣性力との打消しは完全には起こらず、人間には少しばかり残った力が働くことになり、このような力を 潮汐力と呼ぶ。 ブラックホールに突入する場合も同様で、クーパーにとって働く力は重力というより、潮汐力といった方が正しいというのは上でみたような理由である。 つまりブラックホールに突入する際に次に問題になるのは、 潮汐力が落下するクーパーにどのように働くかということである。 実はこのシーンにおいて脱出成功の鍵となった理由として、ブラックホールがカー・ブラックホールであったということが挙げられる。 カー・ブラックホールとは簡単に言えば 『回転しているブラックホール』である。 カー・ブラックホールには事象の地平線の外側にエルゴ球と呼ばれる 止まってはいられない領域が存在する。 時空が猛烈に回転しているため、止まっていられない。 台風のように渦を巻いてる領域である。 この領域の時空の回転は確かに凄まじいが、あくまで事象の地平線外の領域なので脱出することが可能である。 ただその脱出方法はかなりユニークなものとなるのだがつまるところそれがクーパーのやっていたことなのである。 この回転したブラックホールからエネルギーを取り出す作業はペンローズ過程呼ばれ、理論上ゴミ問題を恒久的に解決するものだと言われている。 クーパーが突入することになったブラックホールはカー・ブラックホールという種類のもので、エルゴ球という不思議な領域が存在するものであった。 さて、まだ議論が途中になっていた潮汐力の話に少し戻りたい。 潮の満ち引きに関係する月からの潮汐力は微々たるものだが、流石にブラックホールともなると突入する際の潮汐力も無視できたものではない。 しかし ブラックホールがガルガンチュアのような巨大なブラックホールであれば、事象の地平線に差し掛かったところでもその潮汐力は大したことがない。 一度事象の地平線に侵入した物体は特異点に真っ逆さまに落ちていく。 先にも言った通り、光でもそこから抜け出せないわけだから死のカウントダウンは始まっているのである。 宇宙船がブラックホールの潮汐力によりバラバラに壊されてしまうような地点を仮に 潮汐限界とよぶことにしよう。 この潮汐限界は小さいブラックホールだと事象の地平線付近で宇宙船をぺしゃんこにする程十分に大きくなるが、ブラックホールが巨大であればその潮汐限界点は事象の地平線を越えたーー さらに深い部分に現れることになる。 これはブラックホールが巨大になると事象の地平線にさしかかったところであっても、中心から十分に離れているためその寄与は小さくなるという効果が生じるからである。 ブラックホールの質量は増大するがそれ以上に中止からの距離が大きくなるため、結果としてクーパーを引き裂くような力が働くのは大分後の話になってくれるのである。 ここまでの議論をまとめよう。 重力波を利用して娘との交信を行い、ウラシマ効果を乗り越え、「 インターステラー」は終演に向かう。 「インターステラー」 は文字通り時空を越えた映画なのである。

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【ネタバレ】『インターステラー』をできるだけ分かりやすく解説・考察してみた

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解説 「ダークナイト」「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督によるオリジナル作品。 世界的な飢饉や地球環境の変化によって人類の滅亡が迫る近未来を舞台に、家族や人類の未来を守るため、未知の宇宙へと旅立っていく元エンジニアの男の姿を描く。 主演は、「ダラス・バイヤーズクラブ」でアカデミー主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒー。 共演にアン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、ノーラン作品常連のマイケル・ケインほか。 「ダークナイト」や「インセプション」同様に、ノーラン監督の実弟ジョナサン・ノーランが脚本に参加。 撮影は、これまでのノーラン作品を担当していたウォーリー・フィスターが自身の監督作「トランセンデンス」製作のため参加できず、代わりに「裏切りのサーカス」「her 世界でひとつの彼女」などを手がけて注目を集めているホイテ・バン・ホイテマが担当。 2014年製作/169分/G/アメリカ 原題:Interstellar 配給:ワーナー・ブラザース映画 スタッフ・キャスト ネタバレ! クリックして本文を読む 親が子を思う愛、子が親を思う愛、そして恋人への愛。 愛の力がテーマなんて、すごく素敵。 愛は科学や物理を超えた説明のできない力なんだとアンハサウェイが真剣に訴える。 たしかに、アメリアの恋人がたどり着いた星が正解の星だったし、クーパーが二進法でブラックホールのデータを本棚から娘に伝えられたのも、愛の力であると思う。 ブラックホールの中に入ったら本当にあんな感じなのかなーって思えるくらい、説得力のある作品でした。 ブラックホールの中の4次元は場所とか時間とかを超えて、自分の中の一番強い思いの場所、時に行けるってことなのかな。 あの時の本棚の二進法がなければ、クーパーは宇宙に行かなかったし、宇宙ステーションは打ち上がらなかった。 クーパーがブラックホールに飛び込むことは最初から決まってたんだとろうけど、じゃあどっちが先なの?鶏が先か卵が先かの話になっちゃって、一般人のわたしにはここはすこし難しいかった笑笑 あと、マッドデイモンがまさかの悪役笑笑 マッドデイモンの悪役は初めてみた。 しっくりこないー笑笑 正義の味方がいたにつきすぎてて、ここはすこし違和感ありました笑 最初から最後までずっと引き込まれて、3時間近くあるけど、全然長く感じなかった。 とても面白かったです。 つまり、ブラックホールの付近では、他の人と比べて時間の流れがゆっくりになるのだ。 ただ、この作品を、他のSF作品と一味違うものとして際立たせているのは、映像は言うまでもなく、その物語の構成要素のバランスの良さだと思う。 宇宙物理学の科学的な視点、 荒唐無稽なSF的要素、 人間のエゴ・愚かさ、 宇宙で起こるスペクタクルなイベント、 親子の愛、 自己犠牲、 哲学的な含みと、 そして、観る人それぞれに届くメッセージだ。 これらが、時には融合、時には対比され、時には対立し、宇宙空間のさまざまな困難を乗り越えながら、壮大な物語が綴られていく。 人は愚かだ。 決して神などにはなれない。 だが、人は賢い。 間違いを認め、軌道を修正し、より良い道を見つけることは可能だ。 人間は神の如く振る舞うことはできなくても、お互い助け合ったり、励まし合うことで、不可能を可能にすることは可能かもしれないのだ。 マーフにモールス信号を送るテラサクトは、過去、現在、未来の繋がった空間だ。 映画「メッセージ(原作は、あなたの人生の物語)」の、表義文字ヘプタポットを思い出す。 しかし、クーパーは過去を変えるのではなく、変えるべきは未来なのだと気づく。 信号は過去の自分やマーフではなく、今のマーフに向けられたのだ。 人は、過去を鑑み、より良い未来を獲得するために、現在の行動を変えることが出来るのだ。 これは、映画「メッセージ」にも込められたメッセージだ。 また、過去に戻っても、身近にある危機にさえ目を向けられない「12モンキーズ」に描かれる人間とは対立する描写だ。 そして、マーフは、重力方程式の問題を解決する。 スペース・コロニーでの再開。 マーフはなぜクーパーにアメリアを探索するように促したのか。 クーパーがアメリアを助けに向かうエンディングの場面。 僕は、犠牲者を出してはならないというメッセージも感じるが、仮に壮大な目標を達成できたとしても、身の回りの細かなところにも目配せしないと重要な何かを見落としてしまうかもしれないということを示唆しているようにも思える。 そして、より良い未来を獲得できたとしても、それはゴールではなくて、更により良い未来であるために、人は改善を継続しなくてはならないし、旅は続くのだというメッセージのようにも感じる。 「環境」という観点から見た僕達の地球は良い方向にあるようには思えない。 SNSの一方的な発信。 テラサクトを通じて、クーパーとマーフは、お互い伝えよう、理解しようとしたではないか。 僕達は行動様式を変えることが出来るのではないのか。 僕は、そんなことを感じるのだ。 「猿の惑星」は、光に近い速度で移動して、猿に支配された「未来」の地球にたどり着くという物語だったが、絶望や、その後も続く争いが描かれていた。 僕は「インターステラー」の方が好みだ。 C 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved. 「デスカムトゥルー」 C IZANAGIGAMES, Inc. All rights reserved. 「ソニック・ザ・ムービー」 C 2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED. 「エジソンズ・ゲーム」 C 2018 Lantern Entertainment LLC. All Rights Reserved. 」 C 2019 Sony Pictures Television Inc. and CBS Studios Inc. All Rights Reserved. 「ドクター・ドリトル」 C 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.

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